ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書8(ビブリア古書堂の事件手帖6)

2015-03-23 14:39:42 | 読書
三上延さんのビブリアシリーズ6巻です。

今回は太宰治の『晩年』にまつわる話です。
ちょっとサスペンスタッチでハラハラ場面ありでした。

好きな物のために、人が傷つくのも平気な人がいます。それが手に入ればどんな手段にでも出る。そして、それが間違っていると思わない。恐いですよね。読んでいてぞっとしました。

妬む心も恐いですね。うまくいかないのは、全部ひとのせい、なんであの人だけが幸せになるの?って…。

そんな人の怖さをつくづく感じました。
読み終えて、実際にいそうでまた怖くなりました。

古書って、奥が深い。一人の作家を研究するのは楽しいかもしれないな。
古書が人から人に渡り、古書を巡る人々の関わりが実に面白い本だと思います。

7巻も出るみたいで楽しみです。

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読書6・7(信長の棺)

2015-03-11 07:36:25 | 読書
杏さんのエッセイで紹介されていた加藤廣さんの『信長の棺』です。
歴史ミステリーが好きなので、本屋さんに行くたびに気になっていた本でした。

物語は信長公記を書いた太田牛一が、信長の遺骨を探すと言う流れです。

本能寺の変で亡くなった信長ですが、遺骨はどこへ…と言うのはずっと囁かれていましたよね。本当は亡くなっていないんじゃないかとか。

本能寺からの地下通路があって、逃げたのではないか。自分の遺体は誰にも渡さないと言う信念の元にです。

この物語では、地下通路の存在を肯定しています。では、なぜ亡くなってしまったのか…。誰かが地下通路の存在を知り、塞いでしまったと言うことです。その誰かは…興味のある方は是非読んでみてください。

そして、遺骨の行方は…。

また、京都に行きたくなりました。
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