『借りぐらしのアリエッティ』と『ジブリの本棚』のDVD発売を記念して、「児童文学を語る」というイベントがありました。
ご招待があったので、何も考えずに応募したら、なんと!忘れた頃に当選のハガキが届きました。
『児童文学を語る』での講演者は、中川李枝子さんと阿川佐和子さん。
中川さんと言えば、「ぐりとぐら」シリーズから「いやいやえん」など、子どもの頃に必ず読んだあの本(絵本)の作者ではないですか・・・・・・・生でお会いできるなんて~~~と、ちょっと嬉しくなりました。
もうおいくつになるかしら・・・・と思ったら、たぶん76歳くらいです。キレイな白髪のおばさまでした。
阿川さんは期待を裏切らず、おしゃべりが楽しかったです。
話の内容は「岩波少年文庫」についてが中心です。
子どもの頃、あまり本を読まなかった私は、岩波少年文庫を手にしたかなど、ほとんど記憶がなく、たぶん読んでないだろうな~~と思うばかりです。
講演の中で印象に残った話は、子どもの頃に本を読み終えた後、ぼぉ~~~とした時間を持つことがいかに大切か!という事。
余韻に浸るっていうのかもしれません。読んだ本について色々考える時間ですね。色々考えた事が、その子の引き出しの中にしまわれるわけです。たとえ、読んだことを忘れていても何かの時に、引き出しがたくさんあることはとても大切なんだと・・・・。
でも現代の子どもは、忙しすぎる・・・・・読み終えても次のスケジュールが入っていて余韻に浸ることも出来ない・・・・・・確かにそうだな~~と思います・・・・。
2部は「ジブリの本棚」のDVD短縮版を観ました。
これは宮崎駿さんが子どものために、岩波少年文庫から50冊選んだっていうのがポイントです。選んだ本のことを中心に語ります。プーさんの訳者、ノンちゃん雲にのるの作者でもある石井桃子さんの話も出てきます。
岩波少年文庫・・・・・少年とあるけれど大人になっても読んでも十分楽しめるそうです。ちょっと興味を持ち読みたくなりました。
ハイジとか、ドリトル先生シリーズとか・・・・とっても面白そうです。