ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書19(うるうの朝顔)

2023-07-29 20:58:22 | 読書
水庭れんさんの『うるうの朝顔』です。初めて読む作家の方です。

不思議な世界感でした。

1輪の朝顔が人生の1秒のズレを修正する。

こんな状況だったと思い込んでいた記憶が、その1秒で全く違う状況だったと気づかされる。それをきっかけに、自分の生きる方向を知っていく。
前を向いて歩いていく。

人生において悔いが残ることをずっと引きずって生きていく。そんな人に1秒のズレが教えてくれること。全てが解決ではなく、知ったうえで悔いと共に歩いていく。

この本の紹介は難しいなぁ。全く意味不明になってしまう。

物語の中でうるうの朝顔を説明する一文を紹介。

『うるうの朝顔はズレを正すなんて大それたものではないと思う。ズレに気がつく。ズレを受け入れる。ズレと向き合う。そのための種。

朝顔を咲かせる権利は死者側が持っているのに、必要な材料を3つ揃えなきゃいけないのは生者側でしょ。実は材料に何を使うか自体は大して重要じゃないみたい。自分の感情に向き合って、目の前のこと目を向ける。』

(必要な材料とは、その人にとって関わりが深い入れ物、土、水)

『死者たちはうるうを通して自分の思い残しを果たそうとするのだろうが、その一連の行為は結果的に掛け違えていたボタンの位置を生者にそっと教えてくれる。その先、ボタンをひとつひとつ改めてかけていくのは、ズレを正そうともがくのは、今をゆく残された者たちだ。たとえ、ズレが生じてしまっても、それでも顔を上げて生きる、日々はそんな1秒の集合体なのだ。』
私にとって、難しいと感じる表現もありましたが、面白く読みすすめました。
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観劇14(musical,musical,musical)

2023-07-21 23:25:19 | 音楽
島田歌穂さんのmusical、musical、musical vol4に行ってきました。
このコンサート、1回目を見逃しているのですが、2回目から続けて観劇しています。

今回のテーマは、ミュージカルとジャズ。
今までの中で1番楽しかったです。

曲目は
第一部
sing、sing、sing
Mack The Knife(三文オペラ)
I Got Rhythm(クレイジーフォーユー)
Someone To Watch Over Me(クレイジーフォーユー)

『和田誠コレクションメドレー』
You'd Be So Nice To Come Home To
Cheek To Cheek
But Beautiful
I've Got You Under My Skin
Night And Day

Tea For Two
On The Two
On The Sunny Side Of The Street
It Don't Mean A Thing

第二部
on My Own

『ヨーロッパ生まれのミュージカルをジャズに』
最後のダンス
世界が終わる夜のように
僕こそミュージック
民衆の歌

My Favorite Things
Popular
Sparkling Diamonds
New York,New York
I Love musical

アンコール
My Funny Valentine

ゲストは上白石萌音さん。
とても可愛い方、それだけでなく、歌も良かったです。

ヨーロッパ生まれのミュージカルをジャズにアレンジするとこんなに変わるんだと驚いた。
エリザベート、ミス・サイゴン、モーツァルトとすぐにわかったのに、民衆の歌は知っているけど、何だっけと出てこなかった。
あんなに重々しい曲なのに、ジャズアレンジすると軽やかな曲になっていた。もう、びっくりです。
たっぷりミュージカル曲を聞かせてくれました。


島田歌穂さん今年は60歳
変わらぬ歌声に、感動しました。



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山下清展

2023-07-19 20:00:08 | おでかけ
SOMPO美術館で開催中の山下清展へ行ってきました。

随分前にも1度見ているのですが、今回は作品の数が違いました。その分、見ごたえがありました。
貼り絵が有名ですが、ペン画が見事です。点描画なのですが、陰影がサインペン一本で描かれています。
そしてペン画で下絵を描き、水彩で色を加えていく。とても素敵な作品でした。

晩年、ヨーロッパ旅行に出かけ、見たものを描いて行くのですが、パリのエッフェル塔は素晴らしかったです。

貼り絵はこよりを作って立体感を出しています。何よりもその細かさに驚きます。

見たものをしっかり記憶して、学園に戻ってから製作に取りかかるそうですが、その記憶力がすごいと思います。

ちぎり絵の紙の大きさ、貼る向きが全て統一されている。天才と言う言葉では、あまりにも簡単過ぎちゃう気がするのですが、天才なんですよね。

そして、純真な心を持っている人。だからなのか、作品を見ているうちに、気持ちが穏やかになってくる気がします。

有名な長岡の花火に書かれていた文章。
「みんなが爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかりつくっていたら きっと戦争なんて起きなかったんだな」

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読書18(クスノキの番人)

2023-07-15 14:41:56 | 読書
東野圭吾さんの「クスノキの番人」です。

いや〜面白かった!!

クスノキにどんな秘密があるのか、早く知りたくてどんどん読んでしまう。そして最後まで予想はできなかった。

新月と満月
預念と受念、血縁だけが受け取ることができるメッセージ。

本当にどこかに実在するのではと思ってしまう。

不当解雇された腹いせに、その会社に盗みに入り捕まってしまう直井玲斗。
助けてくれたのは柳澤ホテルを経営するヤナッツコーポレーションの顧問である柳澤千舟。
弁護士をつける、費用は持つ、そのかわりにクスノキの番人を引き受けると言う命令。

これが良い方向へ向かっていく。柳澤千舟さんは実は玲斗の亡くなった母の異母姉妹。

事あるごとに、言葉遣い、立ち居振る舞いの注意を受けるというか、教えられる。玲斗くんはもともと真面目な子なのね。きっと…素直にどんどん吸収していく。頭がいいんだなぁと思う。

クスノキの番人の仕事がだんだんとわかってきて、そこに集まる人々の温かい物語。

最後に千舟さんの秘密もわかるのだけど、わかった瞬間に色々なところに伏線があったのよね、全く気が付かなかった。さすが!東野圭吾さんです。

来年の春に続編が出るようです。今から楽しみ〜


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こんぺいとう

2023-07-01 18:42:24 | 日記
下町和菓子栗丸堂を読んでいて、前作のお待ちしていますシリーズでこんぺいとうを取り寄せたことを思い出しました。

そこで再び、こんぺいとうを取り寄せました~。
エビス堂さんのこんぺいとう。
マツコの知らない世界でも紹介されたみたいですね。

全18種類のこんぺいとう。
ココア、珈琲、黒糖、檸檬、蜜柑、桃、赤ワイン、コーラ、ラムレーズン、ほうじ茶、柚子、林檎、葡萄、シナモン、苺、サイダーなどです。
おまけもついていて得した気分でした。
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