水庭れんさんの『うるうの朝顔』です。初めて読む作家の方です。
不思議な世界感でした。
1輪の朝顔が人生の1秒のズレを修正する。
こんな状況だったと思い込んでいた記憶が、その1秒で全く違う状況だったと気づかされる。それをきっかけに、自分の生きる方向を知っていく。
前を向いて歩いていく。
人生において悔いが残ることをずっと引きずって生きていく。そんな人に1秒のズレが教えてくれること。全てが解決ではなく、知ったうえで悔いと共に歩いていく。
この本の紹介は難しいなぁ。全く意味不明になってしまう。
物語の中でうるうの朝顔を説明する一文を紹介。
『うるうの朝顔はズレを正すなんて大それたものではないと思う。ズレに気がつく。ズレを受け入れる。ズレと向き合う。そのための種。
朝顔を咲かせる権利は死者側が持っているのに、必要な材料を3つ揃えなきゃいけないのは生者側でしょ。実は材料に何を使うか自体は大して重要じゃないみたい。自分の感情に向き合って、目の前のこと目を向ける。』
(必要な材料とは、その人にとって関わりが深い入れ物、土、水)
『死者たちはうるうを通して自分の思い残しを果たそうとするのだろうが、その一連の行為は結果的に掛け違えていたボタンの位置を生者にそっと教えてくれる。その先、ボタンをひとつひとつ改めてかけていくのは、ズレを正そうともがくのは、今をゆく残された者たちだ。たとえ、ズレが生じてしまっても、それでも顔を上げて生きる、日々はそんな1秒の集合体なのだ。』
私にとって、難しいと感じる表現もありましたが、面白く読みすすめました。
不思議な世界感でした。
1輪の朝顔が人生の1秒のズレを修正する。
こんな状況だったと思い込んでいた記憶が、その1秒で全く違う状況だったと気づかされる。それをきっかけに、自分の生きる方向を知っていく。
前を向いて歩いていく。
人生において悔いが残ることをずっと引きずって生きていく。そんな人に1秒のズレが教えてくれること。全てが解決ではなく、知ったうえで悔いと共に歩いていく。
この本の紹介は難しいなぁ。全く意味不明になってしまう。
物語の中でうるうの朝顔を説明する一文を紹介。
『うるうの朝顔はズレを正すなんて大それたものではないと思う。ズレに気がつく。ズレを受け入れる。ズレと向き合う。そのための種。
朝顔を咲かせる権利は死者側が持っているのに、必要な材料を3つ揃えなきゃいけないのは生者側でしょ。実は材料に何を使うか自体は大して重要じゃないみたい。自分の感情に向き合って、目の前のこと目を向ける。』
(必要な材料とは、その人にとって関わりが深い入れ物、土、水)
『死者たちはうるうを通して自分の思い残しを果たそうとするのだろうが、その一連の行為は結果的に掛け違えていたボタンの位置を生者にそっと教えてくれる。その先、ボタンをひとつひとつ改めてかけていくのは、ズレを正そうともがくのは、今をゆく残された者たちだ。たとえ、ズレが生じてしまっても、それでも顔を上げて生きる、日々はそんな1秒の集合体なのだ。』
私にとって、難しいと感じる表現もありましたが、面白く読みすすめました。