ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書その30(ツナグ)

2012-10-29 10:51:06 | 読書

映画化され、話題になっていた辻村深月さんの『ツナグ』。

興味はなかったのだけど、映画の宣伝文句に引き込まれて読んでみました。

一生に一度だけ、死者に会える、会わせてくれる使者(ツナグ)と言う役割。5つの物語がおさめられています。こちらが会いたいとお願いしても、死者が会わないと言えば、成立しないわけで、死者にとってもたった一度だけのチャンスのツナグ。

やり残したこと、伝えたいことなどそれぞれにあるわけで、満月の夜の数時間だけ会える。

もちろん、会うことで幸せになる人もいれば、会ったことで、一生抱えて生きていかなければならない事にも気づく。

「親友の心得」は女性心理がとても伝わってくる話だと思った。よく言われる親友でありライバルであるということ。でも、この物語は切ない。

「待ち人の心得」も切なかった。救いがあるのは、この主人公の男性が次に進めることができたという事。

こうやって原作を読むと、やはり映画が気になる。どんな風になっているのだろう。観たくなる・・・でも、行ける日がないなぁ~~~。

辻村深月さんの作品は初めて読んだけど、他の作品も是非読んでみたいと思います。

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観劇その34(志の輔らくご in ACT)

2012-10-22 21:33:50 | 落語

今日の演目は『中村仲蔵』。

歌舞伎役者さんの初代中村仲蔵さんの話。

1,2部形式で1部では、中村仲蔵さんに関わる「仮名手本忠臣蔵」をipadをフル回転させて解説してくれました。「全11段になる物語を30分で話します。」と言っていたのですが、結局50分となりました。

文楽や歌舞伎で仮名手本忠臣蔵を観た事はありますが、全幕通して観劇したことはないので知っている部分もあり、知らない部分もありなので、とても参考になりました。加えて、ものすごく面白い!!現代の言葉に置き換えたり、例えてみたり・・・この1部だけでも大笑いでした。

志の輔さん曰く、「1部はおまけです。料金外です。お徳です。」とおっしゃってましたが、本当に得した気分です。

さて、本編の中村仲蔵。
良いお話でした。血筋が一番の歌舞伎界で、弟子入りして一番下(大部屋)から屋号をもらえるまであがった人です。
市川團十郎に認められ人気があがるのですが、人気とともにあがるのは、やはりやっかみですよね。

でも、そのやっかみにめげず、努力を惜しまない。そして「仮名手本忠臣蔵」の五段目、斧定九郎を今の形で演じ、歴史に残る役者さんになったそうです。

屋号をもらえて、最初に来た役が斧定九郎。これはありえないことらしいです。いわゆる、嫌がらせですね。

それに負けない強さ、そしてラストに努力を認められた時の感動・・・・泣けてきました。

志の輔さんの落語に引き込まれ、歌舞伎の舞台をみているように感じました。

機会があったら、もう一度聴きたいお話でした。
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観劇その33(ジェーン・エア)

2012-10-21 21:51:55 | 観劇

ジェーン・エアは本当に良い話だと思う。

今日はSP席(舞台上の席)の最前列、なんとも良い席だった。

舞台上の席は、後方から観る形になるから敬遠する人もいるけれど、同じ舞台にいる一体感を感じられるから悪くない。

それに加えて最前列は、全くさえぎるものがないから、物語にものすごく集中して入り込むことが出来た。

松たか子さんの目線が何度かくるたびに、あまりの至近距離にドキドキしてしまった。本当に可愛らしい、とってもキレイな方。そして歌が素晴らしい。絶対、CDが欲しい。CD化にならないかな。切実に願うわ。

アンサンブルの方達が、ちょっとしたお芝居をする様子もものすごく伝わってきて、本当に物語の中に入って観ているようだった。

前を向いてしっかり生きていこう!!と背中を押してもらえる舞台。是非、是非、たくさんの人に観てもらいたい舞台。いい話だよ~~~泣けるんだな。

最後にまたしつこく書いてしまう。やはりCDが欲しい。どの曲も本当に素晴らしい!!実現しないだろうか。

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読書その29(ナミヤ雑貨店の奇蹟)

2012-10-14 20:46:40 | 読書

以前書いた気になっていた本、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。東野圭吾さんの作品ですね。

単行本なので迷ったけど、「時生」を読んだら、とても興味深く迷わず即買いです。

買って正解!!実に面白い!!ページがどんどん進む。

短編でありながら、全ての話がひとつにつながっている面白さ。
たった1日だけ、過去と現在がつながる空間ができる。1日じゃないな・・・数時間。その空間に想定外の人達が来てしまう。思いもかけないことなのだけど、これも全て想定内だったのかもしれない。

とにかく、とっても面白かった。そして、ちょっと悲しかったりもする。人と人はつながっているし、知らない間に誰かの助けになっているのかもしれない。そんな事を考える。もしも、誰もがそんな風に思って生きていたら、おだやかに過ごし平和につながるのかもしれない。

人生、生きていく事、大切にしたいと思う1冊だった。

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観劇その32(ジェーン・エア)

2012-10-07 20:53:14 | 観劇

再演を待っていた、ジェーン・エアに行ってきました。
本当は1回だけの観劇予定だったのですが、やはり2回取ってしまいました。
正解だったと思います。今日、観劇して、もう1回増やそうか・・・・と考えています。これがいけないのよね。

ジェーン・エアの物語も好きですが、この舞台なんと言っても曲が素晴らしいと思います。初演から思っていますが、是非CDにしていただきたい。CDが欲しいです。
松たか子さんはもちろんですが、他の方の歌も本当に良いです。

そして、今を・・・今生きていることを大切にしなくては!と思わせてくれる物語。時間を大切に、丁寧に歩んで生きたいと思うんです。

あと1回、じっくり観劇しなくっちゃ・・・・本当にもう1回増やそうかな(笑)

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