ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇 7

2011-01-29 23:33:35 | 観劇

『大人は、かく戦えり』を観てきました。

出演は大竹しのぶさん・段田安則さん・高橋克実さん・秋山菜津子さんの4人だけです。上演時間80分の休憩なし。面白さがぎゅっと詰まった舞台でした。

大竹さんと段田さん、高橋さんと秋山さんが夫婦です。大竹さん達の息子が、高橋さん達の息子に棒で殴られ前歯を折られてしまい、舞台はその話し合いの場面から始まります。

それぞれの夫婦が思うところを抱えたまま、本音を隠し話し合いを進めていく。うまくいく訳がないです。その大人の建前での言い合いが楽しい。だんだん本音が出てきて、子どものことを話し合っているのに夫婦間の話になったり、女性と男性に分かれて言い合ったり、一瞬たりとも間延びせず、会話の面白さを堪能できる舞台でした。

この4人のメンバーですもんね~~~カツゼツは良いし、いう事なしです。息もつかせぬ楽しい80分の舞台でした。

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読書 2

2011-01-27 22:00:13 | 読書

浅田次郎さんも好きな作家の一人です。

この本はエッセイ『勇気凛々ルリの色』の最終シリーズです。今までに4冊出ているのですが、浅田さんのエッセイはとても面白い。うっかりすると電車内で一人笑ってしまいます。

でも、この本は笑いよりも、浅田さんの考えが前4冊よりも深く書かれているように思いました。浅田さんが尊敬する三島由紀夫を語る章があるのですが、ちょっと難しかった。

三島作品は読んだことがないし、子どもながらにすごい事した人なんだなぁ~~と訳分からず思っていた程度だから・・・・そんな三島に対する浅田さんの想いがたっぷり書かれています。

そして、「学校教育での歴史というのは、自分が何故ここにいるかを知る勉強」と書かれているのが印象に残りました。だからこそ近代の歴史について、学校教育でもっと時間をさくべきってことです。確かに、明治からの歴史ってあっさり終わるイメージですよね。読書 2

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慣れない

2011-01-26 23:45:09 | インポート

実家に引っ越してから2ヶ月。

まだこちらの生活に慣れない・・・・

通勤時間が以前より30分ほど長くなった。電車に乗っている時間は15分くらいのプラスなのだけど、自宅から最寄り駅までが自転車で20分くらい・・・・・・正直、これがちょっときつい。今は寒いしね。

だから必然的に早寝早起きとなる。今日はちょっと遅いけど・・・・健全と言えば確かに健全だけど、今までのように趣味に没頭する時間が減り、毎日がとても慌しい。

私の時間配分がまだ下手なのだと思う反面、色々なことがど~~~んと来て、少々いらっとする。

全て頼らず、少しは自分でやってみようよ・・・・・と言いたくなるが、出来ないのが歳をとったということなのか・・・・・まだ、食事など家事も自分でやろうとしているのだから、良しとしなけらばならないと思うのだけどね。

まずは、外出する時には必ず携帯電話を持つことを徹底して欲しい。なんのために携帯を持たせているのかわからん・・・・・と昨日も母に注意をした・・・・

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観劇 6

2011-01-23 23:22:27 | が~まるちょば

『が~まるちょばプロジェクト 第1回公演 a Go Go』に行って来ました。

今回はが~まるちょばだけでなく、パントマイムの可能性を広げるべく立ち上げたプロジェクトという事で、GABEZと織姫というグループが参加でした。

『が~まるちょば』は、やはり最高です。楽しさが違う。気がついたら、笑っているという感じと言えばいいのかな~~~~。何も考えず、ただ観ているだけで自然に反応できるって言ったらいいか・・・・・・文才ないなぁ~~私。

いつもの始まりだったのですが、ケッチさんの靴紐がほどけてしまうハプニングもあり、加えて遅れてきた人がいじられ最後は舞台にもあげられ・・・・・・突然のハプニングにも臨機応変に対応できる『が~まるちょば』はすごいです。

ちなみに『が~まるちょば』はグルジア語でこんにちはって言う意味で、ケッチさんとHIROーPONさんの2人組です。私はHIROーPONさんが好きなんです。

今回初参加のGABEZ・・・・・ダンスが素敵。カッコよかったです。テンポがとっても良くて目が離せませんでした。これからもっと頑張れ~~と応援したくなるグループでしたよ。

織り姫・・・・・女子3人組だったのだけど、正直これは期待はずれでした。『が~まるちょば』にしろ『GABEZ』にしろパントマイムを極めて、ある意味芸術と感じるほど素晴らしいのに、織り姫はちょっと違う。

変顔で笑いを取ろうとするのは・・・・・・いただけないなぁ~~。

が~まるちょばとGABEZの「生命」と言う演目・・・父、母、小学生の息子の家族に新しい命が授かるまでの物語。最初からおじいちゃまもいるのだけど、なんとなく疎外感、違和感あり。ラストに納得。実はおじいちゃまはすでに亡くなっていて、家族は存在に気がついてなかったのです。おじいちゃま自身もラストに自分の死がわかるのだけど、とっても温かいお話でした。

ラストはが~まるちょばの『街の灯』。チャップリンの映画にありますよね。あの物語だと思います。ただ、チャップリンはハッピーエンドではなかったと思うのだけど、これは幸せな結末になります。

とにかく全て言葉はなし、セット、小道具なしのパントマイム。でもちゃんと色々なものが見えてくるし、気持ちもすごく伝わってくる。本当に本当にただ芸でなく芸術だって思います。

男性だけだから、もちろん女性役もするのですが、これがなんとも可愛いんですよ。女性役はケッチさん担当です。

観て損のない、が~まるちょばはお勧めです。機会があったら是非、みてください。客席も巻き込むパントマイム、楽しいですよ~~~~。

私の好きなHIROーPONさんが、私の横を走ったのに・・・・ハイタッチの勇気がなかった。もったいないことしたなぁ~~芝居中も私の反対側に座ったので、ドキドキだったよ。

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観劇 5

2011-01-21 22:16:52 | 観劇

新春浅草歌舞伎に行ってきました。

演目は『壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)』

夫婦の絆を描いた物語です。病気を患い盲目となった座頭沢市と女房お里です。片岡愛之助さんと中村七之助さんが演じられました。

目が治るようにと夫婦で山を登りお参りに行くのだけど、沢市さんは自分がいることで妻が不幸になると考え、崖から身を投げて自殺してしまうのです。妻が家の様子を見にちょっと戻った隙にです。

驚いた妻お里さんは嘆き悲しみながらも、一人では夫があの世にも行けない・・・自分が道案内をしなければ・・と同じく身を投げてしまう。

ここで物語が終わる悲しい話かと思ったのですが、崖下に倒れている2人の前に観世音菩薩様が現れて、「もう少し命を与える」をおっしゃる。そして気がつくと目も見えるようになり、ハッピーエンドです。

七之助さんの夫を思い、嘆きながら迷いながら後を追う悲しみの姿が、ひしひしと伝わってきました。

『黒手組曲輪達引(くろてくみくるわのたてひき)』

これは、亀治郎さんの独断場でした。猿之助さんが演出だそうですが、笑いもあり楽しかったです。亀治郎さん3役行います。それも早代わり。3枚目から2枚目までです。この3枚目の権九郎というのがものすごく楽しかった。亀治郎さんとは別人?と思わせるほどの3枚目。目の動きがとても楽しくて、見ているだけで笑えるんです。でも、なんか憎めない愛嬌のある役でした。

そして、この楽しさの中、福山雅治の歌が流れたり、セリフの中にも従兄弟である香川照之さんの話がでたりなど、遊びがたくさんありました。

その後が、「黒手組助六」という演目なのですが、これがものすごい2枚目なのです。簡単に言うと、父親の敵を捜し仇をうつ物語です。

みごとに本懐をとげるのですが、人殺しと追われる立場になります。ここで22年ぶりに演出、水入りがあります。

ちょっとしたジャグジーくらいの大きさの桶の中に、手桶をかぶったまま隠れるのです。もうこの季節だもん・・・観るだけで寒そうっ!!水がばしゃばしゃこぼれ、前方席にはビニールが配られていました。

手傷をおった状態で水入りするので、気を失うわけです。そこに追っ手が集まってくる。すると身請けされ妻となった揚巻役の七之助さん登場です。花魁の素敵な内掛けの裾を亀治郎さんにかぶせて隠すのですね~~そんなことしったて、バレバレなのですがここで啖呵をきる花魁がかっこいい~~~~~~~。

そのあとは内掛けを脱いで、七之助さんもあのみごとな帯を水にいれ、亀治郎さんの口に含むのです。

最後は亀治郎さんが屋根伝いに逃げて幕でした。

七之助さんの花魁姿、ため息が出ちゃうほどキレイでした。あれは惚れるよね~~観劇 5

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