今日は2本立て。
まずは浅草での『新春浅草歌舞伎』に行って来ました。
演目は『一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)』と『土蜘(つちぐも)』です。
一條大蔵譚は、勘三郎さんで一度観たのですが、今回の一條大蔵卿の役は亀治郎さんでした。当然ですが、役者さんで変わりますね。この一條大蔵卿はアホなふりして、実はアホでなく、源氏の再興を願っていると言う人なのです。
完全にアホと思ったら大間違いで、素顔に戻った時のかっこよさ・凛々しさがなんとも言えません。分かりやすい演目ですよ。常盤御前が七之助さんだったのですが、相変わらず美しかったです。
土蜘は、能をもとにした舞踏劇とありました。土蜘の精が勘太郎さん。悪い精なので、くまどりもすごいです。本当に勘太郎さんと疑いたくなる感じ。面影はいずこへ・・・・・・です。
この立ち回りが素敵なんです。蜘蛛だから、あの糸がぱぁ~~となるのを、何回も投げるわけです。
この時に活躍するのが、後見さん。いわゆる黒子さんのように、さささ~~と動いて、衣装を整えたり、椅子を出したり・・・・・無駄のない職人のような動きをみるのも楽しみの一つなんです。
でも・・・・・・・・・・・・・今日は・・・・・・思わぬハプニングがいくつかありまして・・・・・・
蜘蛛の糸をぱあぁ~~とした後、すぐに受け取って、くるくる回転させて巻き取っていくのですが、巻き取れない・・・・・・・・・・・・・・・最後は受け取りそこねてしまったようだし・・・・
背中に刀を差し込むシーンでは、刀が入らずかなり焦って押し込んでいたのよね。挙句にもう次の動きが始まってしまい、後見さんが慌てて引っ込むみたいな感じだったし。
ちょっとヒヤヒヤでした。私の気のせいではないよね~~~~。明らかに、いつもより後見さんの動きが・・・・・・悪かった・・・・・・・
こんな日もあるのね~~~~と思ったのでした。
そして、浅草では目的のお店だけ、さっさと寄り2本目の場所に移動したのでした~~あ~~忙しい。
だいたい、昨日も観劇しているから、3本立ての雰囲気なんだよね。好きでしているけど、いい加減このハードな組み方は避けなきゃな~~~。
←2本目の前に急いで食べた、ケーキセット。美味しかったよ~~
2本目のレポはまた明日。