ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書7(さざなみのよる)

2019-04-26 21:28:50 | 読書
木皿泉さんの『さざなみのよる』です。
この方の本、やはりいいですね~と言っても、『昨夜のカレー、明日のパン』を読んだだけで2冊目ですが…。

さざなみのよる…一人の女性ナスミさんが亡くなったところから始まります。
ナスミさんを巡る人間関係、その人たちのナスミさんに対する思いの物語かと思ったら、そんな簡単な物語ではありませんでした。

ナスミさんが亡くなっても時は流れている、壮大な物語でした。
生きていくってことは、素敵なことなんだ、素晴らしいことなんだ、繋がってるんだね~と感じさせてくれる素敵な本でした。

また、読み直したいと思う1冊です。
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読書6(マンチュリアン・リポート)

2019-04-18 17:32:06 | 読書
浅田次郎さんの『マンチュリアン・リポート』です。
蒼穹の昴…珍妃の井戸…中原の虹と中国三部作のラストです。
中原の虹では張作霖が紫禁城を目指すところで終わってしまうのだけど、この本はその張作霖が爆破で殺されてしまったことの真実を語る物語です。

日本軍の謀略と言われているけれど、ほんとの真実を探ってほしいと命を受けた軍人が1年後に調べ始めます。その命令をしたのが、たぶん昭和天皇…。鳩山一郎さんも出てきてしまう。

読んでいて面白かった。
実在した人だからこそ興味が湧きました。

張作霖さんがどんな人かは知らないけれど、この小説の中では男気のある人でみんなから慕われている。その人が殺されてしまう。それも日本軍に…。

戦争の酷さ、悲惨さを違う角度から見せてくれる本かもしれない。

書簡形式で話が進みます。まだ昭和初期…これから日本が歩む道を考えると、とても重い1冊だと思います。
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観劇7(ライムライト)

2019-04-17 23:46:02 | 観劇
久しぶりの観劇は『ライムライト』。
出演は石丸幹ニさん、保坂知寿さん、吉野圭吾さん達です。
チャップリンの有名な映画の舞台版。
ある程度ストーリーは知っていますがラストシーンは涙がこぼれました。むくわれないのは切ないね。
バレーリーナーのテリーだって、喜劇役者のカルヴェロを大切にしようと思っているのに、カルヴェロはすべてわかって身を引くのね。喜劇役者としての昔の栄光も戻らないのが一層悲しくさせる。

歌は少ないように感じました。そのぶん、色々な役で吉野さんが楽しませてくれます。
保坂知寿さんも、良いですね~。ふとした仕草、声に引き込まれます。

植本純米さんが良いアクセントとなり笑わせてくれました。
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