浅田次郎さんの『母の待つ里』です。
物語のベースの発想が面白い。こんなことあり?と思ってしまった。
年会費35万円のカード会社が行なうオプション。1泊50万であなたの故郷に帰れます。故郷には母が待っているわけです。
行ったこともない町に(村かな?)到着すると、町人が幼なじみになりきり、接してくれる。
「久しぶりに帰ってきたから、家の道忘れただろう」と、自宅を教えてくれる。
自宅には年老いた母が待っている。
この母がとてもあたたかい人で、母親になりきって接してくれる。
大会社の社長で家族はおらず孤独を感じている男性、独身で母を看取った女医、定年を迎え、これからを家族でと思っていたところに、妻から離婚をされる男性。この三人の故郷、母への思いが描かれています。
最後にどうなるのかと思いつつ読んでいてのですが、ラストには優しかった故郷の母が亡くなります。奇しくも、お通夜でこの三人が一堂に会します。
それぞれの思いを抱えて終わるのですが、いろいろ考えさせられる本でした。
人は一人では生きていけない、自分を励まし、包み込み受け入れてくれる場所、人が必要であり大切なことなんだと改めて思いました。
物語のベースの発想が面白い。こんなことあり?と思ってしまった。
年会費35万円のカード会社が行なうオプション。1泊50万であなたの故郷に帰れます。故郷には母が待っているわけです。
行ったこともない町に(村かな?)到着すると、町人が幼なじみになりきり、接してくれる。
「久しぶりに帰ってきたから、家の道忘れただろう」と、自宅を教えてくれる。
自宅には年老いた母が待っている。
この母がとてもあたたかい人で、母親になりきって接してくれる。
大会社の社長で家族はおらず孤独を感じている男性、独身で母を看取った女医、定年を迎え、これからを家族でと思っていたところに、妻から離婚をされる男性。この三人の故郷、母への思いが描かれています。
最後にどうなるのかと思いつつ読んでいてのですが、ラストには優しかった故郷の母が亡くなります。奇しくも、お通夜でこの三人が一堂に会します。
それぞれの思いを抱えて終わるのですが、いろいろ考えさせられる本でした。
人は一人では生きていけない、自分を励まし、包み込み受け入れてくれる場所、人が必要であり大切なことなんだと改めて思いました。