ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書6(口笛の上手な白雪姫)

2018-03-28 16:02:49 | 読書
小川洋子さんの「口笛の上手な白雪姫」です。
短編集です。

どれも不思議な世界でした。
つかみどころのない結末だったりするのもありますが、嫌な感じはしません。

レ・ミゼラペルを題材とした話があり、うなずきながら読んでました。

小川さんの小説は、静かに時が流れていく心地よさを感じるんですよね。
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読書5(なりたい)

2018-03-21 16:08:14 | 読書
畠中恵さんのしゃばけシリーズ「なりたい」です。
もう14弾になるですね。

相変わらず面白いです。
ファンタジーの世界だけど、私も妖に会いたいと読むたびに思ってしまう。

短編が5編。
誰もが抱いている心の願い、なりたいものを叶えるための騒動。
そして、若だんなは最後に何を望むのか、何になりたいのか…

読み終えて若だんなの気持ちがとても良くわかりました。

この本の中では神様がとても親しい存在なんだけど、やはり神様はおそれ多くてちょっと恐いのねと思いました。
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観劇5(ジキル&ハイド)

2018-03-17 22:32:15 | 観劇
久しぶりのジキル&ハイドを観に行ってきました。
鹿賀さんの時には通ったなあ~なんて事を思い出しながら観劇。
ところが、1幕目で音声トラブルあり、アンサンブルの歌声が何度か入らない。
この舞台はアンサンブルの歌声がとても重要なだけにちょっと残念。
アンサンブルだけでなく、石丸さんのソロではドンと言う音が入るし…。

2幕目は全く大丈夫だったけどね。

今までとの違いは、司教様達が亡くなるシーンがちょっと残酷になったと思う。以前は「何もしないのに死んだ」って言うセリフがあって、少しだけ笑いの部分もあったけど、なくなってたなあ。

前回と比べてはいけないと思うけど、重厚さはまだないかな~若いって感じるジキル&ハイドでした。

出演は石丸幹二さん、宮澤エマさん、笹本玲奈さん、福井貴一さん、田代万里生さん達です。
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読書4(彼方の友へ)

2018-03-02 08:29:18 | 読書
伊吹有喜さんの『彼方の友へ』です。
今回の直木賞候補になった1冊。寸評を読んでとても興味をもち、さっそく読んでみました。

高齢者施設にいる老婦人のもとへ、面会者がやって来ます。
この老婦人ハツさんの回想から始まります。
面会者には会わないことにしているのですが、持ってきた物がハツさんが若い頃に携わっていた雑誌「乙女の友」の付録フローラゲームだった事で、面会者はいったい誰?となります。

回想は昭和12年から始まります。
家計を助けるために働く、いろいろあって出版に携わる仕事、それも憧れの乙女の友へ。そしてそこで知り合う主筆(編集長とは違う仕事)挿し絵画家と出会い成長していきます。

私達は歴史を知っているので、読み進めるうちにとても切なくなります。
でもそんな時代に負けない人達がたくさん出てきます。
本当に懸命に生きている。そんな心が伝わってきます。

出来れば、みんなが生きて帰ってきて欲しかった。
愚かな戦争、絶対繰り返してはならない。

10代の少女達がどんどん軍国精神をたたき込まれてしまう。そんなのは絶対おかしい。出征する我が子を送るのに万歳なんて言いたくないはず。この平和な時代には信じられないけど、実際にあった話。

こうやって文章に書くと、戦争反対の難しい話かと思われてしまうけど恋模様あり、そして何よりも乙女の友と言う雑誌が素敵なんだろうなと想像します。

これは実際にあった少女の友と言う雑誌がモデルなんだろうな。

心に残る1冊でした。保存したい本だし、たくさんの人に読んでもらいたい。
あの時代に懸命に生きた人達の物語。

有賀憲一郎主筆は帰ってきて欲しかったな。

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