ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書13(銀座四宝堂文房具店Ⅱ)

2024-05-25 20:41:03 | 読書
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店」の2巻です。

単語帳、ハサミ、名刺、栞、色鉛筆の短編5編です。

1巻に引き続き、読み終えると、心が穏やか、あたたかくなります。

その中から『名刺』が印象深かったです。
働くこと、仕事とはどう向き合うべきかを教えてくれる話でした。
仕事にランクはつけたくないけれど、地味な仕事でも懸命に取り組んでいる姿を、見ている人はしっかり見てるんですよね。

この物語の中では、素晴らしい上司に出会った人の話なのですが、この上司は人としても立派です。
それでも時は残酷で、別れは必ず訪れるのですね。
でも、大事なことは受け継がれていく。
いい話だなぁと、つくづく思いました。
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読書12(銀座「四宝堂」文房具店

2024-05-19 17:49:49 | 読書
上田健次さんの、銀座四宝堂文房具店です。
万年筆、システム手帳、大学ノート、絵葉書、メモパッドの5つの短編です。

文房具好きには興味ある内容です。メモパッドにこんなに良いものがあるのかとか、すぐにでも文房具店に行って確認したくなりました。メモパッドのロディア、気になります。

ストーリーはどれもあたたかいお話です。
『万年筆』は育ててくれた祖母に初任給で贈り物をするのですが、それに同封する手紙にまつわる話。

『絵葉書』は別れた妻が亡くなり、遺言で弔事を頼まれる話。これは涙がこぼれそうになりました。

『メモパッド』はいわゆる不良少年が洋食屋の大将に拾われ更生していく話なのですが、昔の仲間が来て逃げざる負えなくなり、それから数十年後、寿司店を持つまでに成長した少年が大将に再会するまでです。
生きていくうえで大切な事を教えてくれた大将との再会は涙です。

何よりも四宝堂文房具店の店長、宝田硯(けん)さんの佇まいが良いです。穏やかで聞き上手。この5つの物語にすべて寄り添って、行くべき道を教えてくれます。

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観劇10(歌舞伎町大歌舞伎)

2024-05-05 22:00:31 | 観劇
初めて歌舞伎町のシアターミラノ座に行ってきました。相変わらずの歌舞伎町の人の多さ!歩きにくいったらありゃしない!

演目は
正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
中村虎之介さんと中村鶴松さんの舞踏です。

流星
七夕を主題とした物語
中村勘九郎さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さんの親子共演。

福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)
落語の貧乏神による新作。

面白かった〜
貧乏神おびんちゃんは中村七之助さん、腕は良いのに働かない大工辰五郎さんは中村虎之介さん、貧乏神すかんぴんは中村勘九郎さん。

おびんちゃん貧乏神なのに辰五郎さんに恋をしてしまいます。貧乏神なのに、お金を取り上げるのではなく渡しちゃう。挙げ句に身の回りのお世話も甲斐甲斐しくして尽くしてしまいます。
辰五郎がおびんちゃんのお金を取ろうとしたところで、とうとうおびんちゃんは三下り半で去っていきますが…

ラストはハッピーエンドなんです。
おびんちゃんは福の神になりたかったのだけど、それも叶うことが出来て良かった!めでたしめでたし!です。

辰五郎さんのしっかりものの妹役で中村鶴松さんが出てくるのですが、本当の女性にしか見えなかった〜
七之助さんは、相変わらずの美しさでした。
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読書11(コンビニ兄弟3)

2024-05-04 21:42:27 | 読書
町田そのこさんの『コンビニ兄弟3』です。

とりあえず、出ている文庫本はここまで。
早くも続編読みたくなる。

コンビニ店長である志波三彦、ものすごいイケメンらしい。
そのコンビニと三彦を中心として、いろいろなエピソードが書かれています。

基本的にすべての人に優しい三彦は、霊にも声をかけてしまい取り憑かれます。除霊してもらうんだけど、本当に除霊されたの?と疑問が残っているところで終わります。絶対に続編あるよね〜。

コンビニのバイト太郎君の恋の行方も気になるし…。

続編楽しみ〜。
この本もサイン本だったわ。
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