松岡圭祐さんの『八月十五日に吹く風』です。
戦争中の話。
キスカ島に取り残された5200人の救出劇。奇跡の生還と言われている
知らなかった…。
アッツ島の玉砕があり、その後の出来事。
お国のために人命を軽んじ、易々と玉砕命令を出す、戦死をしても一億玉砕を訴え死を選ぶ野蛮な日本人。占領下における統治をどうすべきか…厳しい事になるのを政策転換の決め手となったキスカ島の出来事。
知らなかった…
占守島、アッツ島にしても知らないことばかり。
この本の何よりの驚きは、登場する人物が全て実在しているということ。
アッツ島のような事はしてはいけないと動く樋口季一郎、キスカ島救出の司令官となる木村昌福。
無益な死を見過ごさない。命の尊さを全編にわたり訴えてくる。
戦中の軍隊に少なくとも命を大切にした軍人がいた事、それだけでも感動する物語だった。
昭和18年7月の出来事。キスカ島は米軍に包囲されている。
いかに突破するか。
北の最果ての島、霧をひたすら待つ。
霧の予想、駆逐艦隊を見つけられないよう擬装する工夫、全てが合わさったとき奇跡が起きる。
助けられた5200人はその後どうなったのか…終戦まであと2年、再び出征してしまったのだろうか…
こんなこと二度としてはいけない。
戦争を知らない世代が増えていく今(私も含めて)、多くの人に読んでもらいたい1冊。
考えてほしいと思う。
戦争中の話。
キスカ島に取り残された5200人の救出劇。奇跡の生還と言われている
知らなかった…。
アッツ島の玉砕があり、その後の出来事。
お国のために人命を軽んじ、易々と玉砕命令を出す、戦死をしても一億玉砕を訴え死を選ぶ野蛮な日本人。占領下における統治をどうすべきか…厳しい事になるのを政策転換の決め手となったキスカ島の出来事。
知らなかった…
占守島、アッツ島にしても知らないことばかり。
この本の何よりの驚きは、登場する人物が全て実在しているということ。
アッツ島のような事はしてはいけないと動く樋口季一郎、キスカ島救出の司令官となる木村昌福。
無益な死を見過ごさない。命の尊さを全編にわたり訴えてくる。
戦中の軍隊に少なくとも命を大切にした軍人がいた事、それだけでも感動する物語だった。
昭和18年7月の出来事。キスカ島は米軍に包囲されている。
いかに突破するか。
北の最果ての島、霧をひたすら待つ。
霧の予想、駆逐艦隊を見つけられないよう擬装する工夫、全てが合わさったとき奇跡が起きる。
助けられた5200人はその後どうなったのか…終戦まであと2年、再び出征してしまったのだろうか…
こんなこと二度としてはいけない。
戦争を知らない世代が増えていく今(私も含めて)、多くの人に読んでもらいたい1冊。
考えてほしいと思う。