ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

待っていました!

2012-11-28 21:18:47 | 映画

『のぼうの城』を観てきました。久しぶりの映画です。

のぼうの城は原作も読んでいた上に、主演も野村萬斎さんと聞き、とても楽しみにしていました。

でも、3・11の震災の影響で、公開が1年延びたんですよね。
理由は水攻めのシーンがあるからだったと思います。
確かに悲劇を思い起こさせ、ちょっと辛くなる場面もありました。それだけリアルだったということですね。

さて、物語ですが、石田三成と成田長親との戦いのお話。
秀吉が関東の北条市制圧にでかけ、三成に忍城を討てと託します。
ところが、すでに裏工作されており、忍城は秀吉側に寝返ることがわかっています。
知らないのは三成のみ。勝ち戦なのですが、軍使に出た長束正家の傲慢な態度に、成田長親が腹を立て、戦を選択するのです。

三成2万の軍勢、長親は5千。この勝負、どちらに軍配があがるか・・・・。
原作もとっても面白いですが、映画もとっても面白かったです。

萬斎さんの謡と舞はさすがですね~~。適役です。
のぼう様と農民に慕われているけれども、武士としてはいかがなもの?と思われ、でくの坊ののぼう様と呼ばれているのですが、のぼう様から、一瞬の間に眼光が鋭くなった時が本当にかっこいいです。

そして、重臣達がまた素敵なんです。原作でもホレボレしましたが、中でも正木丹波の佐藤浩市さんが、とにかく素敵。

始まった瞬間から、乗馬姿に惚れ、目が離せなかったです。

戦で大変ときなのですが、会話がとってもテンポよく、何度も大笑いしました。

いつもはでくの坊でも、いざと言う時決断できて、皆を引っ張っていけるリーダーって素敵ですよね。こういう政治家がいればいいのに・・・・とふと思います。

これが史実に基づいているからこそ、物語に深みがでるんですね。

もう一度くらい、観てもいいな~と思える映画でした。

コメント (2)
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観劇その37(日の浦姫物語)

2012-11-25 22:03:15 | 観劇

日の浦姫物語を観てきました。
近親相姦とあるから、ドロドロ? 大竹しのぶさんと藤原竜也さんだし………とちょっと迷ったのだけど…。

井上ひさしさんが、杉村春子さんにアテ書きしたというので、杉村春子さんはドロドロしないな(なんの根拠もないけど・・・笑)と思い足を運びました。
確かに内容はドロドロ系なんだけど、いや~~~笑いました。この題材、内容でこんなに笑っていいの?と思うくらい笑いましたよ。

物語の舞台は平安時代、奥州。
やっと子宝に恵まれた、米田庄を束ねる主。
生まれた子どもは男女の双子。でも、母(妻)は亡くなってしまいます。
美しい兄と妹(藤原さんと大竹さん)は、あまりにも無邪気で兄弟愛も、男女の愛も同じく考え15歳に一線を越えてしまいます。それが不幸のはじまりとなるわけですね。

兄の子を身ごもり、出産するのですが、愛しい兄も亡くなってしまいます。それでも誕生した男児を大切に育てようとするのですが、日の浦姫は主なき家を守らなければなりません。
叔父の出した決断は、赤ちゃんを小船に乗せて海に流し、神と仏に運命をゆだねるということ・・・・・。

そして18年後、主として一人身を守る日の浦姫の前に若武者が現われます。
この若者が、日の浦姫の窮地を救ってくれるのです。当然のことながら、周りはぜひ夫にと切望するのですが・・・・・ご想像の通り、この若者は舟で流したわが子なのです。

日の浦姫は、泣く泣くわが子を手放す時に、手紙を持たせます。その手紙をこの若者は持っているわけですね。そして自分の母親を捜してる・・・・・まさか、日の浦姫が母とは思わず、恋に落ちる・・・・・

二人はそれぞれに真実を知り苦悩し、日の浦姫はわが子が分からなかった目など・・・・と自分の目を突いてしまいます。同様に息子もですね・・・・そして二人は、家を出てそれぞれの道を歩んでいきます。

でも、ここで終わりではないのですよ。
ラストは、奇蹟のようにもう一度再会して、親子として喜びあうのです。

どろどろの内容に思うけど、2人がとても純真、誠実なんですね。
それに加えて、井上さん特有の言葉あそびが、ふんだんに盛り込まれていて、とにかく面白いです。

たとえば、日の浦姫が身ごもった時に、父であり母であるけれど、兄の子だから、私は叔母にもなり・・・・・など、一層ごちゃごちゃ感が伝わるやりとりがあるのです。

そして、叔父役のたかお鷹さんがまた面白い、
お家が大変な事になっているのに、どこかユーモラスで笑えます。

説教聖として木場勝巳さんと、三味線弾きで立石涼子さんがいます。舞台を引っ張るストーリーテラーという感じです。赤ちゃんを連れているのですが・・・・

最後の最後で、この二人が夫婦でなく、兄妹であり、日の浦姫のように一線を越えてしまったことがわかります。説教聖として、日の浦姫の話を語りながら、自分達のことも理解して欲しいというのですが・・・・

理解されることなく、石を投げられ罵られ・・・・・・物語はハッピーエンドだったけど、現実はそんなに甘くないのだよと言われている気がしました。

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読書その32(ハッピーリタイアメント)

2012-11-14 21:07:40 | 読書

浅田次郎さんの『ハッピーリタイアメント』です。

「天下り」が主題の物語。

冴えない2人が突然転職を勧告され、行った先が天下り組織。

仕事をしなくても、給料がもらえて退職金ももらえる。2人はとまどうばかりなのだけど、ひょんなことから真面目に仕事に取り組み、大金を手にする。
その大金をさて・・・どうする・・・
横領するか、それは汚職になるのか、それとも善行なのか・・・

最後にどうなるのか・・・どんどん読み進み、面白かった。
天下り組織を取り締まる元締めの鼻をあかしてやりたい気持ちが伝わってくる。
でも、行き着く先は・・・・・・・・そうそう上手くはいかないわね。
一番得をしたのは、思いもかけないひとだけど、その人も幸せになれたのかどうか・・
読み終えても、いろいろ考えられる(想像できる)1冊でした。

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遠足

2012-11-11 21:13:53 | おでかけ

以前、陶芸に行ったメンバー9人で秩父に出かけてきました。 目的は蕎麦うち体験。Photo ←はじまりね。こんなちょっとのそば粉で足りるの?と、一抹の不安・・

まずは水を入れて混ぜたあと、こねます。Photo_2 動いているからぶれているけど。

ある程度、こねたら足で踏みます。Photo_3 踏むのは5回です。踏んだあとにまとめます。Photo_5 満月みたいにキレイでしょう。そして、伸ばしとなります。Photo_4 どんどんどんどん伸ばします。Photo_6 こんなに大きくなります。Photo_7 いよいよそば切り。この写真は指導するおじさんの腕前。斜め前に押し出すように切ると教えてもらったのだけど、これが難しい。うまく切らないと、蕎麦にならず団子になってしまうんです。おじさんも言っていたけど、蕎麦がうまくいくかいかないかは、切りにあるらしいです。

Photo_8 これが、皆で切った蕎麦。そして茹で上がりはこれ。Photo_9 多少、太かったりするのもあったけど、実に美味しかったです。

その後は蕎麦も食べながら、バーベキュー。
たくさんの肉をPhoto_10 焼いて、焼いてPhoto_11 食べて食べて、お腹いっぱい。とっても美味しい豚肉でした。

プランの中には果実酒作りもあり、今日はゆず酒Photo_12 ただ、瓶に入れるだけ。2週間もすれば飲めます。楽しみです。私はお酒が苦手なので、砂糖を多めで作りました。同じようにザクロもお勧めだそうです。キレイなピンク色になるんだって。やってみたい~~~飲めないのにね(笑)

その後は、乗馬をしました。小さい小さいサークルの中で、馬を引いてもらいほんの一瞬乗りました。もっと乗りたかったなぁ~~~。馬の上って思ったより高さがあるんですね。話には聞いていたけれど、降りるときがちょっと怖かったです。でも馬はかわいい~~。

紅葉も始まっていて、写真はうまく撮れなかったけど、とってもキレイでしたPhoto_13 気心知れた友達と、ワイワイガヤガヤ。とにかくとっても楽しかった。

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読書その31(子どもへのまなざし)

2012-11-04 23:26:49 | 読書

児童精神科医の佐々木正美さんの本、『子どもへのまなざし』

私にとっては仕事関係の本です。こうやって書くと、私の仕事が分かってしまうかもしれません。

随分前に歌人の俵万知さんが「子育てには必ず必要な本」みたいなことを、何かで書かれていたように思います。

確かに、普通の子育てママさん達が読むと、とても参考になる本だとは思います。

10年以上も前に一度読んでいるのですが、今回再度読み直してみました。以前に読んだ時もアンダーラインを引き、今回もアンダーラインをたくさん引きました。でも、今回は前回気にも止めなかった箇所が気になったりして、面白いものだなと思いました。

仕事年数と共に、確実に経験も増えているからだと思いたいですが・・・自己反省ばかりで・・・。まさに『初心忘るべからず』ですね。

仕事で身につくものが年数だけにならないように、内容も向上しなければなりません。難しいけど・・・・。
このシリーズは、続と完があり、全3巻で完結です。持っているのに読んでいなかった2冊。これを機に読みます。
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