ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書23(妻に捧げた1778話)

2019-11-29 19:24:25 | 読書
眉村卓さんの「妻に捧げた1778話」です。

かなり前に話題になりましたよね。余命を宣告された奥さまに1日1話書いて読んでもらう。

1778話あるわけですから、もちろん全部載っているわけでなく作者が選んだものと奥さまとの出逢いや1日1話書くに至るいきさつなど盛り込まれています。

1日1話書くにあたり、原稿用紙3枚以上とか、自分自身に課題を与えて書き始めます。
ショートショートなので読みやすく面白い。

もともとショートショートは好きで星新一さんは子供の頃読んだりしましたが、眉村さんは初です。SF的なもの面白いですよね。

奥さまは亡くなり結末は悲しいものですが、長い間共に暮らしてきた人との最後の時間をゆっくり大切に過ごせたことはとても良かったのではないかと思いました。悲しく寂しいことだけれど。

奥さまがどう思っているかはわからないと書かれていますが、幸せだったのではと思います。

夫婦って良いなぁと感じました。
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読書22(アンと青春)

2019-11-23 13:40:06 | 読書
坂木司さんの「アンと青春」です。
前作の「和菓子のアン」の続編です。
今回、アンちゃんはこのままで良いのかな?アルバイトで良いのかな?私は何がしたいのかな?と思い悩みます。
若いからこそだな~と思う私は歳を取ったかな~

前作に引き続き、和菓子が食べたくなります。
特に作中に出てくる蓬莱山。
お饅頭の中にかわいいお饅頭が入っている。慶事に使われるようです。ものすごく食べたい。注文なんだろうな~気になる❗️

和菓子って奥が深いな~とつくづく思いました。
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観劇19(Q)

2019-11-22 22:40:47 | 観劇
久しぶりに野田秀樹さんの舞台「Q」を観てきました。

休憩15分ありの3時間、長いけれど最後まで集中出来ました。

冒頭から笑いが起こります。
野田さんらしい、絶対じっとしてない、常に動き回っているキャスト、そしてセリフが言葉がこれでもかって言うほど降り注ぎます。
動きながらしゃべる。キャストの体力消耗は尋常じゃないだろうなぁ~と思いました。

出演は松たか子さん、上川隆也さん、広瀬すずさん、志尊淳さん、竹中直人さん、橋本さとしさん、羽野晶紀さん達です。
松たか子さん、上川隆也さんのセリフ回しはさすがです。聞きやすい。
竹中直人さんのコミカルな動きも面白いけれど、メイクが凄かった。
橋本さとしさんは笑いを持っていきますね。
羽野晶紀さん、可愛らしい。ベテランの域だけどかわいい。

そして広瀬すずさん頑張っていました。ちょっと早口のところは聞き取りにくい部分があったけれど良かったと思います。遠目で見ていると、宮沢りえさんの若い頃を思い出しました。

物語は源氏と平家の争いを軸にロミオとジュリエットです。
広瀬すずさんと志尊淳さんの30年後が松たか子さんと上川隆也さん。
悲恋なんだけど運命を変えようとする松たか子さんの思いから始まります。


ネタバレになります。↓


結論を言えばハッピーエンドではありません。運命は変わらない。変わってほしかったなぁ。
前半は笑いも多かったけれど、後半を観終えた時に私は、戦争は絶対にしてはいけないと強く思いました。


時々、亡くなった勘三郎さんを思い出しました。なぜだろう?演出なのかな?

クイーンの曲が使われているのも、とっても良かったです。
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正倉院の世界

2019-11-20 18:00:02 | おでかけ
東京国立博物館へ、正倉院の世界を見に行ってきました。
24日までなので、行けて良かった‼️

もう終わりに近いから空いているかと思いきや、甘かった…
初めて博物館で整理券を受けとり並びました。
風は強いし寒いし、ちょっと来たことを後悔したくらい。
でも見終わったあとは、来て良かった~でした。

螺鈿細工やら染めの技法など素晴らしかったです。
羊毛に水を含ませ簾に巻き、圧縮させて作るフェルトとか現代に通じるわと思ったり、琵琶の装飾、見えない裏の部分の螺鈿細工がとてもきれいでした。

見えない部分に力を入れる職人技はおしゃれだなと思いました。

染めの図柄がとにかくきれい。美的感覚が本当に素敵でした。
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読書21(夢見る帝国図書館)

2019-11-14 19:24:23 | 読書
中島京子さんの「夢見る帝国図書館」です。

まだ売れてない作家(後に売れる)が取材の帰りに喜和子さんと出会う。

たまたま公園のベンチに座っていただけだけど、意気投合してちょっとした付き合いが始まり日本初の図書館の成り立ちを聞く。
そして本にしてほしいと頼まれる。

喜和子さんの生い立ちが謎でそれを探る部分も興味深く読める。喜和子さんが亡くなってしまう事で、一層喜和子さんの幼少期を調べることになる。

何より上野の東京文化会館や西洋美術館が出来る前の話も興味深い。
戦後はバラックが建っていたと…。
今の状態からは想像できないけれど、そんな過去もあるかと思えば歴史って面白い。

上野に国立図書館があることも知らなかった。今は子ども図書館になっているとか。

何気なく手にした本だけど、読みごたえあり奥が深かった。

学生時代は歴史って今一つだけど、歳を重ねるとどんどん興味が出てくる。

大切にしたい本がまた増えた。
コメント (2)
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