ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書16(灯台からの響き)

2022-07-30 20:23:01 | 読書
宮本輝さんの『灯台からの響き』です。

読み始めて何より驚いたのは、物語の舞台がよく知っている町だったことでした。
読んですぐ親近感覚えちゃいますよね。

とある商店街にある中華そば「まきの」のご主人が主人公です。
2年前に奥さんを突然亡くし、店を閉めたもののとあることをきっかけに再生していく物語。

同級生や子ども達との関わりがとても良いのです。もちろん、その人達に助けられるのですが、一番は亡くなった妻の足跡をたずねていくということ。

若かった頃に妻に届いた一通のハガキ。妻は知らない人だと言っていたのだが、夫の知らない妻の過去があったことがわかる。
それはどんなことだったのか、謎が解かれていきます。

ハガキに書かれていたのは、どこだがわからない灯台の地図。
そこからちょっとした灯台めぐりが始まり、ハガキの謎、妻の謎もわかってスッキリします。

友情、子どもに対する親の思い、親を思う子どもの気持ちなど、いろいろな形で書かれていて素敵な物語でした。
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読書15(みつばの郵便屋さん)

2022-07-17 10:04:55 | 読書
小野寺史宜さんの『みつばの郵便屋さん』です。

この方の本は『ひと』を読んで以来です。

今回も大きな事件が起きるわけでなく、郵便屋さんの日々が丁寧に描かれています。
普通の日常の中だけど、普通ではないのですよね。

何も起きない毎日でなく、小さな奇跡は起きているのです。それを見過ごさないように、しっかり歩いていこうと感じます。

『ひと』もそうでしたが、この本も悪い人が一人も出てきません。
だからなのか、とても現実感があります。
こんな郵便屋さんがいたら嬉しいなぁ。

この本はシリーズになっていて、すでに7冊出ています。あと6冊、絶対に読みます。
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読書14(いつかの岸辺に跳ねていく)

2022-07-13 17:25:32 | 読書
加納朋子さんの『いつかの岸辺に跳ねていく』です。

面白かった~
私のベストの中にランクインです。

本の帯に書いてあるように、117ページから話が反転します。
前半はただただ、青春小説だと思っていました。ところが!…です。

森野護と平石徹子という幼なじみ二人のそれぞれの目線で物語はすすみます。

ネタバレになりますが…


徹子は未来が見える力を持っているのです。

不幸が.悲しみが見えてしまうと、それをなんとかして阻止しようと一人闘います。
それでも、未来は変わらず悲しい結末を迎えたりもするのですが、ラストはとても温かな気持ちに包まれます。

117ページからは、どうなっていくのかと、まさに一気に読み終えました。
イヤ〜な奴が出てくるのですが、こういう人っているなぁと思いました。
仕事は完璧にこなし、弱い人の痛いところをついて自分が優位に立つ。目をつけられた弱い人は心を病んでしまい最悪なケースになることも。
いますよね~こういう人…

ラストのハッピーエンドが本当にスッキリで、幸せになれてよかったって思います。
そして全ての謎が解けるんです。
この本は、人に勧めたくなる1冊です。
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観劇12(島田歌穂)

2022-07-08 23:09:12 | 音楽
島田歌穂さんの『Musical,Musical,Musical!! vol.3』に行ってきました。
昨年に引き続きです。
今回のゲストは海宝直人さん。

セットリストは…
第1部  Overture
Over The Rainbow(オズの魔法使い)
     Ease On Down The Road(The Wiz)
     Blue Skies(ジャズシンガー)
    42nd Stree(フォーティーセカンド·ストリート)

    《ミュージカル映画·紹介》
     雨に唄えば
     ショーほど素敵な商売はない(アニーよ銃をとれ)
     シャル・ウィ・ダンス(王様と私)
     The Sound of Music
Feed The Birds(メリー・ポピンズ)
     Sunrise Sunset(屋根の上のヴァイオリン弾き)
     《アランメンケン·メドレー》
     Little Shop of Horrors(リトル・ショップ・オブ・ホラーズ)
     Somewhere That's Green(リトル・ショップ・オブ・ホラーズ)
     Under The Sea(リトル・マーメイド)
     Beauty and the Beast(美女と野獣)
     A Whole New World(アラジン)
     Somewhere(ウエスト・サイド・ストーリー)

第2部   I Got Rhythm(ガールクレイジー)
     ドレミの歌〜ミュージカル版〜(サウンド・オブ・ミュージック)
     A Lovely Night(ラ・ラ・ランド)
     Moving Too Fast(ラストファイブイヤーズ
     Last Night of The World(ミス・サイゴン)
     ❜S Wonderful(ファニー・フェイス)
     Never Enough(グレイテスト・ショーマン)
     On My Own(レ・ミゼラブル)
     I Love Musical(I Love A Piano)

    《アンコール》
     People(ファニーガール)

今回はミュージカル映画を紐解くという感じで、映画の歴史の話ですすめられました。
歌穂さんの歌はいつ聴いても良いです。そして落ち着きます。ゲストの海宝直人さんが、「歌穂さんの歌は音符が喜んでいる」と表現されたのですが、よく分かります。

ミス・サイゴンも良かったですが、オン・マイ・オウンはやはり最高でした。

そして、今回はタップダンスがちょこちょこ出てきます。途中、歌穂さんとペアを組んだ男性は誰?と思いつつ、これは〜もしかするとと思ったら…
やはり、本間憲一さんでした。
今回振り付けを担当しているのですね。

久しぶりに本間憲一さんを観ることが出来たのも嬉しかったです。

ミュージカル最高です!

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読書13(鴨川食堂)

2022-07-03 09:37:46 | 読書
柏井壽さんの『鴨川食堂』です。
7年くらい前の本で6年前にはドラマ化もされています。
持ってはいたのに、ずっと後回しで、やっと読みました。

鴨川流とこいし親子が、お客様の思い出の味を探し再現する。
その料理に関わる思い出が明らかになっていく、という感じで物語はすすみます。

鍋焼きうどん、ビーフシチュー、鯖寿司、とんかつ、ナポリタン、肉じゃがの6話が載っています。

看板もない鴨川食堂。縁があればたどり着けるお店。京都という場所もいいですよね。京都に行きたくなる。
自分にとって探してほしい思い出の味は?と考えると悩むけど、まずはこのお店に言って普通に食事をしてみたいです。

豆皿で提供される料理が本当に美味しそうです。
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