読書17（孫物語）

椎名誠さんの『孫物語』です。


もう随分前になりますが、椎名さんが息子さんの事を書いた『岳物語』を夢中で読みました。
岳物語の前に椎名さんの奥さまの本を読んでいて（その時は、奥さまだとは知らず）、そのあとに岳物語だったんです。
そしたら、なんだか共通点が出てきて、おや～？と思い調べたら奥さまでした。夜中にちょっとした発見で、一人盛り上がった事を覚えています。


時はあっという間に過ぎて、その息子さんが結婚しお子さんが三人。
椎名さんにとったら孫ですね。
この本は、そのお孫さんとの関わりが楽しく書かれています。

椎名さんの子どもと接する姿がとても素敵です。
子どもとまっすぐ向き合い、一緒にいろいろ体験し考えていく。
こんなじいじ、羨ましい限りです。

お孫さんの事を書いた本は、他に『三匹のかいじゅう』と言うのも出ているみたいなので、読んでみたいと思っています。

読書16（幻想日記店）

堀川アサコさんの『幻想日記店』です。
『幻想郵便局』『幻想映画館』と続く物語。
内容は全然別物ですけどね。
この話は、歴史上の人物が出てきて、何やらとても壮大なお話でした。

「あなたにあった日記を探します」ってフレーズがあります。
日記を読むことで、その言葉が言霊となって心に響くのだそうです。

不老不死の薬も、言霊であり耳にしたものは死ぬ事はない…

死ぬ事がないって事は、生きていないことなんだ。と言う言葉が心に残りました。
この物語に出てくる人は、不老不死の解毒剤を探すんです。
不思議な物語でした。

読書15（縁もたけなわ）

松田哲夫さんの『縁もたけなわ』です。

松田哲夫さんと言えば、王様のブランチでブックコーナーを担当していました。このコーナー大好きでした。
松田さんが薦める本にはハズレはないし、どれも興味深く読んでました。
ブックコーナーが終わった時は、とてもガッカリしたことを覚えています。

その松田さんが編集者人生で出会った人達の事を書いている本です。

思った以上に読むのに時間がかかってしまったのは、出てくる人物に興味を持って、その度にスマホで調べたりしてたからですね～。

そして、後半は読みたくなる本が目白押し。
あれもこれも気になり、久しぶりに本を買い込んでしまいました。読むのが楽しみです。