埼玉芸術劇場で観てきました。蜷川さん演出です。
出演は、唐沢寿明さん・勝村政信さん・白石加代子さん・香寿たつきさん・吉田鋼太郎さん・瑳川哲朗さん達です。
唐沢さん・・・髪が!野球少年の様に短髪になっていました。ちょっと、驚いちゃった。今日の一番は白石加代子さんだな。傲慢でプライドの高いコリオレイナス(唐沢さん)の母役です。コリオレイナスは母に頭があがらない・・・真面目な場面だけど、そのコリオレイナスを産んだ母だと言うのが、よくわかる。自分に似た我が子を、時にかばい、時に叱りつける。真面目に演技すればするほど、会場から笑いが出ていました。簡単に言うと、親ばかぶりが、よく出ていた?って、感じかな?存在感がとってもあって、堅くなりがちな芝居のアクセントになっていると、感じました。
以前も書いたと思いますが、蜷川さんの舞台は、舞台セットが面白い!!
今日は、正面、両脇が鏡です。正面は19段の階段があります。ど~~ん!と、階段があって、その上に鏡です。場面転換はありません。大きな引き戸のようなものが動き、場面転換となります。だから、階段はずっと動かず、そこにあり、階段を使って役者さんは演技します。幕は大きな鏡状態で、客席の人が全部映っていました。私は2階席でしたが、しっかり、鏡の中にいましたよ。
衣装も素敵です。衣装は小峰リリーさん。紀元前5世紀のローマの話ですが、和も取り入れているのですね。男性は着物です。袴をはいています。で、ガウンのようなものを、はおっています。女性もドレスの上に、うちかけをはおっています。
大道具も毘沙門天がいたり・・・・階段上の大きな引き戸は、襖絵のように描いてあるのです。
実はシェイクスピアって、苦手なのです。あのセリフの堅さが駄目なのですよ。眠くなる時があって・・・・じゃ、観に行かなきゃいいのに!って、思うのですが、興味はとってもあって、今日も楽しみだったのです。でもね・・・・何度かうとうとした所がありました(>_<)カーテンコールで出てきた女の人・・・・あなたは誰?って、思っちゃいました。コリオレイナスの妻は香寿たつきさんだけど、その他、女の人出てた~~~?って・・・
こりゃ、思った以上に眠りこんだ?うと・・・ぐらいだったのだけど、現にストーリは覚えているし・・・・はははっ(^^ゞ