2日遅れですが、一昨日の『お気に召すまま』の感想です。
まず、観終わったあとに、何故初演を観なかったのか・・・?と、ちょっと後悔しました。成宮君も、小栗君も、吉田鋼太郎さんも皆カッコいいのです。
追放されて森で暮らす前公爵(鋼太郎さん)と出会うオーランドー(小栗君)。オーランドーは公爵を襲うのですが、やりとりをしているうちに自分の非を認め許しを乞うのです。前公爵も、自分が大切にしていた家来の息子と分かり受け入れるのですが、このシーンにとても感動しました。(毎度の事ですが、観劇していないと分からない内容です)
『人生は舞台だ!』と言うセリフを前公爵が語るのですが・・・・なんかとっても良かったのですって、これじゃ意味分からないですよね。うまく書けないのですが、心に残りました。
女性役の成宮君はとにかく可愛いです。途中から男装をするのですが、恋をしているオーランドーの前でも男性にならなければならないロザリンド(成宮君)がほんとに可愛い。男性のフリをしているけど、つい女性に戻ってしまうロザリンドがなんとも、ほほえましく笑いを誘います。
ロザリンドのいとこシーリアを演じるのが、月川悠貴さん。この方、まさしく華奢な女性で声を聞いても本当に男性?って何度か思ってしまいました。家に戻って調べたら、「ロミオ&ジュリエット」「エレクトラ」「KITCHEN」「タンゴ・冬の終わりに」に出演してらっしゃるじゃないですか・・・・私、観ているのに・・・・。
森の中の設定ですが、本物の羊さんが出演します。これが、おとなしくてとにかく可愛い~~~ずっと、抱かれている姿も、とにかく可愛い。セリフなしで笑いを持っていきますもの。パンフレットを見たら、「坂本メイ」と言う名で、顔写真入りで載っていました(笑)
舞台の始まりも面白かったですよ。キャスト全員が客席を通って、舞台に上がり一礼。そのまま始まります。小栗君もその場で、ズボンをはきすぐ演技に入ります。こういうの面白いですよね。蜷川さんの舞台は多いかも・・・タイタスもそんな感じだったような気がします。
この舞台、再演が再びあれば、絶対観ます。ハッピーエンドっていうのもいいですよね~~~☆
最後に一つだけ欲を言わせてもらえれば・・・・成宮君、小栗君のカツゼツがもう少しはっきりするといいのに・・・と、思いました。感情的なシーンになると、聞きづらい感じがしたのです。って、まったく偉そうですね、私・・・・(^^ゞ