『幽霊たち』を観て来ました。 出演は佐々木蔵之介さん、奥田瑛二さん、市川実日子さん、細見大輔さん達です。
現代アメリカを代表する作家のひとりポール・オースター。その初期の代表作だそうです。
あらすじ・・・・
私立探偵ブルー(佐々木さん)はある男の追跡を依頼される。変化のない監視生活の中でやがてブルーは自己の存在を見失っていく。
自己とは何か、他者とはなにか、その領域がゆっくりと溶けていくその先で見つける人生の深淵とは・・・・?
見張っているのか?見張られているのか?自分の存在のありかを探して、ニューヨークの街中を彷徨う人々を、時にユーモラスに時にスリリングに描きだす!
-チラシより抜粋ー
正直言って、ちょっと解釈が難しかった。途中までしっかり話しについて行ってたのだけど、途中から睡魔に襲われてしまい・・・・・・面白い部分ももちろんあったのだけど、ここにレポするのは非常に難しい舞台でした。
演出は白井晃さんですが、机とかベッドなど小道具の移動は全て出演者が行う。それも左右から通行人のように登場して、配置をいろいろ変えていく・・・それがとても面白かった。流れるように舞台が作られていようでもあり、一箇所にとどまる事がない感覚とかが面白い。
あと役名、オレンジとかブラックとかブルーとか全て色。そして衣装もそれに合わせている。ある意味、分かりやすかったな。
細見大輔さんを久しぶりに拝見。良いタイミングで笑いを取っていて、良いアクセントになっていたように思います。
奥田瑛二さんは初めて拝見しました。テレビと変わりなく、ダンディな方なのですね。私はあまり好みではないですが、十分存在感がありました。
佐々木蔵之介さんはやはり素敵だな~~~。セリフも聞きやすいし、笑いの演技はすごかったな~~。役者さんだから出来て当然なのかもしれないけど、ん~~~~~~笑いの演技にちょっと感心。泣きより笑いって難しいよね。
途中、拳銃を突きつけられ『撃ってみろ』ってセリフがあったのだけど、つい「ハンチョウ」を思い出してしまいました。
舞台とは全く関係ないですが、私の隣のおばさまがマナー違反な方で、上演中ずっとチラシを見ている。そのたびに紙のこすれあう、カサカサ音が聞こえてうるさいったらありゃしない・・・・。真っ暗な中、何も読めないはずなのに。
注意しようかと思ったけど、舞台観ながらちょっとつぶやいてみたり怖そうな感じがしたから、やめた・・・・・なんかね、注意したら上演中なのに大声で文句を言われそうなそんな感じがしたのよね。
休憩なしの舞台だと、こういう人に注意もしてもらえないから困るわ・・・・前かがみにも頻繁になっていて、後ろの人も迷惑だったろうな~~。