東野圭吾さんの「白鳥とコウモリ」下巻です。
被害者となった父親がなぜ殺されなければならなかったのか真相を知りたい娘。父親が言ったことが殺人の動機になったというのが信じられない。そんな事を言う父親でないと真相を探り始める。
加害者の息子はやはり父親がしたことが信じられない。
この2人相反する被害者と加害者なんだけど、真相を突き止めるという同じ目的で動き始める。
本当の犯人が分かっても、なぜ?動機は?と先が読めなかった。
ラストまで読み切ったところで、現代人の怖さを少し感じた。ある意味、今の社会に合っている動機かもしれない。とても怖い。
白鳥とコウモリという題の意味も分かり、大満足。やはり、東野圭吾さんはすごい。