『が~まるちょばプロジェクト 第2回公演 a GO GO』に行ってきました。
いつものが~まるちょばとは違って、若手が出てきます。企画・演出はが~まるちょばのHIROーPONさん。
第1回公演にも行き、GABEZ(ガベジ)と言う若手コンビがとても良くて、今回はその方達も楽しみで足を運びました。
また新人さんがこのプロジェクトに参加しておりまして、1幕目はその方達のパフォーマンスで始まります。
申し訳ないけれど、今回の若手さん(あえて名前は書きませんが・・)好みではありませんでした。なんて言うのかな・・・・品がない。較べてはいけないけれど、が~まるちょばのケッチさんが出てくると、舞台が引き締まります。経験だけではないと思うのですよ。が~まるちょばのお二人には、どんなにふざけても品がある。下品にならない。これって強みだと思います。お笑いではなく芸の領域なんでしょうね。
『大御所』と言う演目は、第1回公演で女性グループが演じたものと同じだと思います。今日はケッチさんとGABEZの3人。面白さが全然違った!!同じ話なのに、こんなに面白い演目になるなんて・・・とびっくり!!です。前回は変顔をしたり、笑わせてやろうみたいな雰囲気が感じられて引いてしまったのですが、今回は最後まで自然体の面白さでした。
『名誉師範』・・・空手の師範の話。オチは読めたのですが、パントマイムでどうえんじるのだろうと思ったら、大爆笑でした。この面白さは、書けない・・・・だって、書いたら面白くなくなるもの。やはり、想像力で楽しむパントマイムなんだろうなぁ。
ラストは『桜ー満開の日の約束』・・・50分ほどの映画を観ているようでした。私の大好きなHIROーPONさんが主役だったので嬉しかったです。
幸せな夫婦がふとした事件で、夫が人を殺めてしまい刑に服する。数年後に出所し桜の木の下で再会を果たすのに・・・・・復讐され夫は命を絶たれる。
夫婦の出会いから、事件、再会までがとても丁寧に描かれていた。まったく言葉のないパントマイムだけで演じるすごさ。HIROーPONさんが机をふけば、机が見える。封筒に手紙を入れて封をすると、その封筒が見える。ひたすら感心するばかり・・・・。
何よりも感心したのは、ラーメンやさんのシーン。舞台には丸椅子が6脚あるだけで、客席に全員背中を向けている。店主だけが客席をむいて、ラーメンを作る。カウンターにのせる。客が受け取る。食べるの流れで、何もないところにカウンターやらいろんなものが見えてくる。
ラーメンを食べている、麺を口に運んでいる、それが肩の微妙な動きでわかる。後ろ姿で演じる・・・・・すごいなぁ~~と思ったよ。
楽しい上に、感心して、物語に感動して、年度末の忙しい時期で、ちょっと苦しかったけど、足を運んで良かった~~そんな舞台でした。