ダンスシンフォニー2013を観てきました。
出演は、西島千博さん・東山義久さん・中河内雅貴さん・加賀谷一肇さん・森川次朗さん他です。もちろん、私は東山さんが観たくて足を運びました。
久しぶりの東山さん。彼はどうして踊りだすとあんなに大きく見えるのでしょうね。手を伸ばし、動かした時に東山さんの空間が出来るというか・・・・そこがまた魅力的なんですね。
舞台は中央に斜面が作られていて、ロープが4本さがっています。斜面には、ところどころに足がかりがあり、ロッククライミングみたいな感じです。そこに、ダンサーさん達が上から降りてきたり、登ったりします。
ダンスの内容は飛行士が出てきたり、タンゴがあったり、いろいろ盛りだくさんです。
なんと言ったって、東山さんを中心に観ていますから、どうしても東山さんの話になりますが、タンゴはかっこいい!!クラブセブンでも観たことはありますが、とにかくかっこいい~~
ラスト近くに、出演者全員が舞台に出てそれぞれソロを踊るシーンがあるのですが、中河内さんが、上手にいる東山さんめがけてジャンプ!!笑顔でよけていました。案の定、東山さんソロでは、中河内さんめがけてジャンプ!!
そのやんちゃな笑顔がまたたまらない・・・←ごめんなさい・・・東山病です(笑)
中腰姿勢で、片足を膝の上にあげるポーズがあるのですが、私にとってこのポーズは東山さん得意のポーズと思っているのです。今回の舞台で、他の方がこのポーズを何度もするのですが、肝心の東山さんがやらず・・・・ちょっと残念でした。
今年はクラブセブンもまたあると聞いています。東山さんが出演されると、とっても嬉しいのだけどなぁ。
村上龍さんの55歳からのハローワークです。
ちょっと前に読み終えたのですが、なかなかアップできなくて遅れました。
なんの予備知識もなく、タイトルに惹かれて衝動買いです。
とても読みやすく、あっと言う間に読んでしまいました。
5つの話・人生が書かれています。
2つ目の話「空を飛ぶ夢をもう一度」・・・切ない話です。ずっと音信不通でホームレスのように暮らしてきた男性が、同級生に会い最後の最後に母に渡して欲しいとあるものを渡してお願いをする。同級生も、生活は豊かではない。それでもその同級生を母の元に連れていこうとする。連れて行くくだりが切なくてたまらなかった。バスの中でとある男性に救われるのだけど、もし自分が同じバスにいたら、そんな態度ができるのだろうか・・・と考えてしまった。
この話を読んでいるうちに、ミネラルウォーターに興味をもったよ。美味しいのを飲んでみたい。読むと何故水か・・・がわかります。
3つ目の話「キャンピングカー」・・・定年後にキャンピングカーに乗り、夫婦で旅をしたいと考えていた夫。ところが、現実はそうはいかなくて・・・・。
たとえ好きな人と暮らしていても、『自分の時間』は大切にしたいと思う気持ち。わかるなぁ~~と思いました。私は独身ですけどね。
どれもが、すんなり読めるけど、心に残る話ばかりでした。
が~まるちょばプロジェクトの第3回公演に行ってきました。
が~まるちょばだけでなく、が~まるちょばを中心とした、いろいろなグループが出演し、サイレントコメディなどみせてくれます。
作・演出は、が~まるちょばのHIROーPONさん。が~まるちょばの他に、1回目から出演されているガベジさん達も健在です。
ガベジは1月には単独公演もしたし、どんどん進歩しているようで嬉しく思います。
今回は4つの演目がありましたが、一番印象に残ったのは『ヒーロー』と言う作品。
コメディでなく、立派な物語となっていました。1時間ぐらいのお話だったでしょうか・・・
あくまでもサイレントなので、音は全くありません。観る側も想像力が必要ですね。とても分かりやすいですけど。
ヒーローは笑いもあり、しんみりさせる部分もあり、最後にはハッピーエンド。
物語は・・・・
ある日、暴漢に襲われた青年を、覆面をした(ヒーロー者の)人が助けてくれます。青年は腕を切られるのですが、ヒーローは首にまいたスカーフをまいてあげて、その場を立ち去ります。
舞台は変わって、3人のおじいちゃんがゲートボールを楽しんでいます。そこへおばあちゃんが登場。おじいちゃん達はケンカをしながらも、とっても仲良し。どうやら、おばあちゃんはおじいちゃん達のマドンナのようです。
おばあちゃんの孫が登場し、いやがるおばあちゃんを病院に連れて行きます。おばあちゃんの検査結果を聞くのですが、おばあちゃんは病気でした。もしかすると余命も宣告されていたのかもしれません。
立ち聞きしていたおじいちゃん達は、おばあちゃんをなんとか慰めようとします。そして、4人で思い出作りにでかけます。とっても楽しい日々なのですが、おばあちゃんは倒れてしまいます。なんとかして、治して欲しいと医師に迫るおじいちゃん達。お金が必要だと言われ・・・・なんと、3人は銀行強盗を企てます。
ところが、そこで本物の銀行強盗に出会ってしまうのですが、なんとこの3人が、ヒーローだったのです。覆面をそれぞれかぶり、強盗をやっつけお金を取り戻します。欲しいお金をあきらめて戻る途中、支店長がそのお金を使って欲しいと届けにきます。その支店長こそ、その昔暴漢から助けてもらった青年でした。
おばあちゃんのいる病院へと急ぐのですが、間に合わず・・・・
・・・・・と、思ったら・・・・ハッピーエンドという物語。
これを全て、パントマイムで行います。道具はなしですよ。
言葉や音がなくても、こんなに感動出来る舞台。が~まるちょばから、やはり目を離せません。
椎名誠さんの「大きな約束」の続編、『続・大きな約束』です。
前作に引き続き、孫の風太くんとの電話の会話がとても良いです。
風太くんはサンフランシスコに住んでいて、ベイブリッジのことをベイブリブリッジって言ってしまうところなんて、とっても良いです。つい微笑んでしまいます。
成長と共に、質問が多くなる年齢になるのですが、その質問がまた良いです。
「鼻にはどうして、鼻くそが入っているのか・・・」とか、「なんでナルトはぐるぐるなんだ?」とか・・・ヤキソバのことをヤスコバと言って、ヤスコバにはナルトは入っていないんだ~~とつぶやく・・・。思わず、ニンマリです。
それに答える椎名さんが、もうとっても素敵!真剣に考えたことのない質問だなぁ~~と思いながら、子どもにわかるように答える。「ラーメンを食べる時に、楽しくなるから」なんてことをいう。ますます素敵です。
その風太くん、つまり息子さんの岳くんが15年ぶりに日本に帰ってきて生活することが決まり、成田に戻ってきたところで終わります。その後、どうしているのかな~~と気になったりします。
椎名さんはパワフル。何本もの原稿の締め切りを抱え、仕事であちこちに旅にもでる。帰ってきたと思ったら、すぐに出発。まさに休む暇もないっていうのは、こういう人のことをいうんだろうなぁ~と思う。
そんな生活の中でも、息子や娘の事をきちんと思い、孫のために何が出来るか考えている椎名さん、ますます好きになりました。