ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書28(僕たちの戦争)

2016-11-15 18:12:05 | 読書
荻原浩さんの「僕たちの戦争」です。

2001年に生きているフリーターの19歳の少年が、1944年にタイムスリップしてしまう。なんと1944年に生きていた少年と入れ替わってしまう。物語はそこから始まります。

入れ替わっても、その家族や友達は何も違和感を持たない。何故?と思ったら、二人がそっくりだったから…。

二人ともその時代を受け入れるまでが大変なのだけど、過去に戻った方が辛い。
現代の方が戸惑うけど受け入れてもらえる。軍隊で理不尽に殴られる事もないし。

お互いがもとの世界に戻ろうと模索しはじめる。
過去の世界では混乱の中、恋人の祖父母や自分の祖父にあったりもする。それでも戦争からは逃げられない。特攻隊…人間魚雷、回天の搭乗員となってしまう。

戻れるのか、戻れないのかハラハラする。
それだけでなく、戦争は絶対いけない。

「正しい戦争なんて、どこにもない。戦死に尊いも賤しいもない。本当は戦争で死にたいやつなんか誰もいない。死の危険がない安全な場所にいるやつらが戦争を考えて、命令しているんだろう」(本文より抜粋)
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読書27(ライムライト)

2016-11-03 17:22:15 | 読書
浅田次郎さんの『ライムライト』。
シリーズ5作目です。ご存知、目細の安吉親分とその仲間達のお話。
時代は明治から昭和初期になっています。

黄不動の栄治とか、説教寅とか、書生の常次郎とか、魅力的なおこんさんとか、おこんさんだけでなく、とにかくみんなが素敵なんです。

一言で言えば盗人なのですが、こんな人たちがいたら応援するしファンになること間違いなしです。

義理人情に厚く、まっすぐに生きていく。それが盗人だとしても…粋です。

現代に残っている安吉親分の手下である村田松蔵さんが闇語りで話をすすめる。
ドラマではこの役を十八代勘三郎さんが演じてたのよね~。

この本の解説で水谷豊さんがそこらへんを書いているのだけど、しみじみしてしまったな。
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観劇14(BOLERO 2016 モザイクの夢)

2016-11-02 21:34:33 | 観劇
東山義久さん狙いで観劇しました(笑)

BOLERO2016です。
出演は東山義久さん、辻本知彦さん、島地保武さん、風花舞さん、星奈優里さん達です。

昨年もこのシリーズを観劇しているのですが、ダンスで表現面白いですよね。きっと色々解釈出来ちゃうと思うんです。

テーマはボレロですから、アレンジを色々変えてのボレロに合わせてのダンスは見応えがあります。
今回は歌だけの女性が一人いて、何となくストーリーを引っ張っていると思うのですが…。

設定はバーなんです。その名もボレロ。
時代的には軍が政権を握っている感じなのかな。
東山さんは亡命をさせてくれる人みたいです。お金を払えばです。

軍人が常に見張っているなか結果的には亡命成功だったようです。

他のダンサーさん達も色々設定がありまして…暗い時代にいかに生き抜いたかって感じなのかな~。

お目当ての東山さんはもちろん素敵でありました。
背中の筋肉と二の腕、美しいです(笑)

それにしても、東山さんはほとんど踊ってます。これが6日まで続くのか…それだけでもすごい!ちなみに今日は初日。
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