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濃霧の中を先に進むと、騎士像を伴った城門が見えた。その先には、うっすらと内城がその姿を主張している。
晴天の際に見れば、おそらく美麗であるとは感じても、神秘的という印象は抱かなかっただろう。その理由は、今も使用されるがゆえにメンテナンスも行われているからで、ハイデルベルク城とは大きく異なっているからだ。
しかし偶然にも深い霧が、城全体を現世から隔絶した存在に感じさせる効果を生んでいる。
あるいはもしかすると、私は絶好のタイミングでこの城を訪れたのかもしれない、と思うようになった。
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