ケルン大聖堂の最深部に到達したので、ここからは入口の方へ戻りながら見ていくことにしよう。
うーん、やはりステンドグラスの美しさは筆舌に尽くしがたいものがあるね。差し込む陽光が「後光」として機能するのは言うまでもないとして、この聖堂のように天井が高いと、それが我々とは違う空間=天上界を思わせてなお高い視覚的効果を上げていると感じる。
加えて、
この写真にも見えるように、パイプオルガンなどを用いた教会音楽が流される。それがこの神々しい空間に響き渡ることで、聴覚的にも非日常空間を演出するわけだ。このような中で神父による説教がなされたり、あるいは信徒たちで聖書の一説を読み合わせたり合唱したりと、あらゆる形で変性意識状態が作り出される工夫がなされているのだなあと感じる(もちろん、仏教の念仏堂やスーフィズムのセマーなど、他の宗教に類例はいくらでもあるが)。
まあそもそも、音楽とは祝祭=非日常を作り出すためのツール(「コスモロジーの演出装置」と言ってもいい)だからねえ。その意味では革命や神話を題材とした近代のクラシック音楽も、戦中の軍歌も根底は同じですわな。
とか思ってたら、
何じゃあこりゃあwwwなんかハンチョウみたいなのが説教しとるで(・∀・)ハンチョウは古代の聖職者が現代に甦った可能性が微レ存!?なるほど彼が地下逝きになったのは惰性でもなく失敗でもなく、宗教的受難だったのか、たまげたなあ・・・(ちなみに、絵のレベルと内容のギャップに笑う経験はこの後も何度がすることになるw)
などとニヤニヤしながら周辺を見つつ出口の方へ。
それじゃあ外に出ますかね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます