むつ市を通り過ぎる前に廃校の垂れ幕を見て地方の実情を考えているうち、山道へ辿りついた。思いのほかなだらかな坂を上り続けていると、視界が開けた先には不思議な景色が広がっていた。
今は月曜昼だというのに、それなりの車が停まっているあたりはこの地の隆盛を思わせるが、何より紅葉と砂利、そして海と山という本来二つか三つぐらいに分かれているはずのパーツが合体した景色は、何とも不思議な異世界感を醸し出していた。
なるほど、あの山道を過ぎた後に広がる景色がこれなら、人がここを浄土的な何かと見習わすのも理解はできる。少し解せないのはこの荒廃したような印象を受ける荒野にも近い砂利の道が、果たしてどこまで人工的なのか否か、ということだ。まあ自然のままだったらこぼこはしてるはずで手付かずではないだろうが、いささか「整いすぎている」感が浮世離れした雰囲気を醸し出してもいる。
ま、考え込んでてもしゃーないので、奥の方へ突撃するとしますかね・・・
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