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さてさて中世犯罪博物館の続きはぁ~じまぁ~るよ~。前回はおもしろ絵画編だったので、今回は実際の器具などを掲載していきますよと。
冒頭の画像は嘘つき(偽証罪)が被せられたもので、まあ耳からしても「こいつからは悪魔以下の臭いがプンプンしやがるぜっ!」的な感じで笑いものにするのが目的だったんだろうが・・・こいつをマジメに裁判して被せてたんだと思うと笑いが止まんねーっすわwつーか、法社会学みたいな話になるけど、こういうものの抑止効果って実際どうだったんだろうね?
中世の世界(まあ厳密には名誉罪って近世頃に広がったものだけど)って、「文書が簡単に偽造できてしまうのでむしろ口頭の証言の方が信頼・重視された」なんて話を聞いたことがあって、近代以降の考え方からするとちょっと驚くような世界観なんだけど、そういう具合に今とは違うコスモロジー(動物裁判とかもそうやね)で動いていた世界にとっては、結構クリティカルなダメージを負うものだったのだろうか。
演奏の下手な奏者を晒し物にする刑って・・・学芸会でもよーやらんわwwwでもまあこれやられると仕事が来なくなりそうって意味では結構ダメージでかいかもね。
出来損ないのピノキオみたいですな(・∀・)
これは公衆の面前で口喧嘩をした女性が晒し物にされているの図。さっきの被り物に類似のものを二人ともつけられている。なるほど中世版ハンニバル・レクターは口が達者な人間全員だった、というわけか(違う)。
縮尺を誤魔化した人間への刑罰。これで市中を練り歩かせたらしいが、さっきの奏者のヤツと同じで、仕事が来なくなりそうという意味では名誉剥奪以上に実害が大きかったのではないかと思われる。
さて、ここからは拷問器具の紹介。
何に使われたのかあんまし想像したくないが、まあ指とかを締め上げたんやろなあ・・・
いわゆる「鉄の処女」ですな。記録が近代以降にしかなく、模造品しか現存しないことから、本当に使用されたのか?という疑問の声もあるヤツ。まあこの扉を開けて針を見せることによる威嚇効果を狙ったのだ(実際に人を処刑する目的では使用してねーんじゃね?)、とも言われておりますな。まあそれでも記録に出てこないのは不自然だけどな。
てなわけで、中世犯罪博物館いかがだったでしょうか?最後に、大変心温まる絵をご紹介して終わりにしたいと思います。
頭からヤベーの出てるよ!
というわけで、また次の記事にてお会いしませう。
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