![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/57/b88bae0b205c8c7e496734e3a2ff00a4.jpg)
前回は結局ジェシカのアレだけしか書けなかったので、推理部分の続きとしてep1,ep2で特に気になっている第一の事件について述べておこう。
[本当に偶然か?…共通する犠牲者]
最初の六人の犠牲者は、「悪魔のルーレットが選んだ」のであって、つまり全くの偶然だとされている。しかしながら、二つの事件でクラウス、ルドルフ、キリエの三人(+夏紀)が共通して死んでいることはやはり気になるところだ(なお、南条と熊沢のep1/2における奇妙な類似性は次回述べる)。思えば、ひぐらしの最初の事件では富竹と鷹野の死が共通しており、人によっては「時報」などと呼んでいるほどであった。その理由は昭和58年の惨劇の始まりになっていたからだが、うみねこにおける最初の事件の類似性は何を意味しているのだろうか?あるいはどんな必然性が存在しているのだろうか?
必然性……
クラウスはep1で金塊を持ち出したように家のことを熟知しており、一方キリエは頭が切れることが強調されている?もしこの想定が正しいのなら、目的は「碑文の謎を解かせないため」と考えるのがもっとも説得力がある。もちろん、次回で使用人+ナンジョーの6人が最初に死んでこの推理があっさり否定される可能性もあるが、それにしても夏紀が両方のepで最初に狙われていることを思えば、やはり単なる偶然とは考えにくいのだ(ep1は狙われている描写がありつつあえて生き残っているくらいだし)。しかしep1からすると、大事なことって夏紀には隠されているようで、ルドルフが最初に死ぬ理由も含めてまだまだ謎だらけだ…
[虐殺の意味]
他の事件ならともかく、最初の生贄の殺され方は限定されていない。にもかかわらず、杭を打つ以上に凄惨な殺され方をしていることは周知の通りである。ところで、ep1のように顔を削るのは、死体を特定できないようにする目的が一応は想定できた。しかし、腹を割くのは一体どういうことだろう。思えば、ep1にしても死体を偽装したいのなら首を刎ねる方が確実であり、あえて顔を削ったのは残虐性・異常性を誇示したいのだと考えるほうがしっくりくる。これとep2の死体損壊(殺害方法かは不明)を考慮に入れるなら、虐殺すること自体が目的である可能性が高い(直接関係ないが、トミーの異常な死体がちらつく)。虐殺の意味(狙い)として想定されるのは、
1.それによって恐れおののく人間の姿が魔女の愉悦だから
2.死体を調べられないようにする
の二つ。前者は魔女とシャノン達のやり取りにそのまま表れているし、後者は礼拝堂での夏紀の身体に対する郷田の描写がどうも「余分」に思えて以来気になっている部分だ(そのまま読めば主人への敬意の表明だが…)。もし仮に、6人がテーブルに突っ伏しているだけだったら、間違いなく(生死の確認などのため)身体を調べようとするだろう。だとすれば、それを避けるためにわざわざあのような殺し方をした可能性が考えられる。
以上2点がep1/2の最初の事件で気になるところだ。
もっとも、ベルンカステルの言葉からすると、魔女の犯行を全て上記のような必然性や合理性で説明しようとすれば思わぬ落とし穴にはまるだろう(だから虐殺の意味も一つには絞っていない)。それに注意しつつ、違和感の萌芽を集めていく必要がある。さて次回は、南条・熊沢などの死について考察することにしよう。
[本当に偶然か?…共通する犠牲者]
最初の六人の犠牲者は、「悪魔のルーレットが選んだ」のであって、つまり全くの偶然だとされている。しかしながら、二つの事件でクラウス、ルドルフ、キリエの三人(+夏紀)が共通して死んでいることはやはり気になるところだ(なお、南条と熊沢のep1/2における奇妙な類似性は次回述べる)。思えば、ひぐらしの最初の事件では富竹と鷹野の死が共通しており、人によっては「時報」などと呼んでいるほどであった。その理由は昭和58年の惨劇の始まりになっていたからだが、うみねこにおける最初の事件の類似性は何を意味しているのだろうか?あるいはどんな必然性が存在しているのだろうか?
必然性……
クラウスはep1で金塊を持ち出したように家のことを熟知しており、一方キリエは頭が切れることが強調されている?もしこの想定が正しいのなら、目的は「碑文の謎を解かせないため」と考えるのがもっとも説得力がある。もちろん、次回で使用人+ナンジョーの6人が最初に死んでこの推理があっさり否定される可能性もあるが、それにしても夏紀が両方のepで最初に狙われていることを思えば、やはり単なる偶然とは考えにくいのだ(ep1は狙われている描写がありつつあえて生き残っているくらいだし)。しかしep1からすると、大事なことって夏紀には隠されているようで、ルドルフが最初に死ぬ理由も含めてまだまだ謎だらけだ…
[虐殺の意味]
他の事件ならともかく、最初の生贄の殺され方は限定されていない。にもかかわらず、杭を打つ以上に凄惨な殺され方をしていることは周知の通りである。ところで、ep1のように顔を削るのは、死体を特定できないようにする目的が一応は想定できた。しかし、腹を割くのは一体どういうことだろう。思えば、ep1にしても死体を偽装したいのなら首を刎ねる方が確実であり、あえて顔を削ったのは残虐性・異常性を誇示したいのだと考えるほうがしっくりくる。これとep2の死体損壊(殺害方法かは不明)を考慮に入れるなら、虐殺すること自体が目的である可能性が高い(直接関係ないが、トミーの異常な死体がちらつく)。虐殺の意味(狙い)として想定されるのは、
1.それによって恐れおののく人間の姿が魔女の愉悦だから
2.死体を調べられないようにする
の二つ。前者は魔女とシャノン達のやり取りにそのまま表れているし、後者は礼拝堂での夏紀の身体に対する郷田の描写がどうも「余分」に思えて以来気になっている部分だ(そのまま読めば主人への敬意の表明だが…)。もし仮に、6人がテーブルに突っ伏しているだけだったら、間違いなく(生死の確認などのため)身体を調べようとするだろう。だとすれば、それを避けるためにわざわざあのような殺し方をした可能性が考えられる。
以上2点がep1/2の最初の事件で気になるところだ。
もっとも、ベルンカステルの言葉からすると、魔女の犯行を全て上記のような必然性や合理性で説明しようとすれば思わぬ落とし穴にはまるだろう(だから虐殺の意味も一つには絞っていない)。それに注意しつつ、違和感の萌芽を集めていく必要がある。さて次回は、南条・熊沢などの死について考察することにしよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます