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う~ん、ネコかわいい(*´ω`*)
写真撮ろうとしたら顔をプイッとそむけちゃうのも含めて好き😆
てな感じで旅行写真の掲載を準備してたら、
こげな動画が目に映った。
多頭飼育をしていた50代の飼い主が急死したことで、動物の引き取りをめぐって難儀しているという話のようだ。
この場合遺棄ではないから明確な悪意に基づくわけではないけど、ある程度の年齢の単身世帯が動物を飼うとなれば、こういうリスクはどうしても付きまとうことになる。
さらに言えば、今後の日本の動静として、
1:少子高齢化
2:単身世帯の増加
は確実であり、単身世帯がパートナーの代わりにペットを飼うのであれば、こういう現象は増えこそすれ減ることはないだろう(そして動画内でも言われているように、この現象に対処するためには金銭・人手・場所など様々な社会的コストが伴う)。
これに対する最も単純な解決策は年齢や所得などの条件設定を元にした「ペット飼育の免許制」であり(今でも一部動物は飼育に許可がいるのでそれを拡大・厳格化するイメージ)、またドナー登録ではないが、単身世帯の場合は自身が死亡した際の引き取り先を事前に指定しておくことなども必要となるだろう。
とはいえ、こういう要件を設けるならペットを飼えないという人もそれなりの数出てくるはずだ(日本の経済的衰退もあることだし)。また、需要がある所にただ供給をせき止めても、単にアングラ化して却って事態を悪化させるリスクもある(禁酒法がマフィアの金儲けを手助けしてしまったことや、店舗型風俗の取り締まりによる不可視化などを想起)。
となれば、免許を取得できない人たちへの救済措置が同時に必要であり、例えば
1:猫カフェやうさぎカフェのようなアニマルセラピーを兼ねた空間を官民連携で作る
(例えば公民館などにそういうスペースを作ったり、もしくは出張での触れ合い促進とか)
2:地域猫のような飼い方・触れ合い方を広げる
(ただしこのためには共同体の適切な理解・運営が必要である上に、飼える種類は限られる)
などが考えられる。
これからは、単身世帯を(孤独死含め)いかに社会的に包摂するのかという問題が前面化してくるだろうから、それを解決する一助として、「動物を媒介にしたコミュニティとの繋がり」というのはある程度有効だし、またそれが求められてもいくと思う。そういう動物を起点にしたコミュニケーションが、人と人との関係性を作る一助となり、それがゆるやかなネットワークとして単身世帯を孤立化=脱社会化から防ぐという意図をもった取り組みである(さらに踏み込むなら、こうした施策を通じた社会への埋め込みが、自殺や拡大自殺に対するセーフティーネットとなりうるかもしれない)。
というわけで、ペットニーズの増加と飼い主死亡の問題、およびそれへの対処法を少し考えてみた。ちなみにこれは私がよく非難している「思考を放棄した短絡的な自己責任論」への批判的回答の一つでもある。
まあもちろん、こういう話をしながらも、同時に以前書いたVRペットの導入のような形でさらなるモナド化が促進される可能性はかなり高いとも思っている。ただ、VRのような形態ではどうしても「触れる」「撫でる」などの身体性の領域を満たすことはできないわけで、それを埋め合わせするような形でも、前述のような取り組みはある程度有効なのではないかと思うのである(別に、「VRペットを飼っている人は地域で飼っている動物と接してはならない」なんてことはないだろうしね)。
以上。
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