愛する女性に対し、最強の王者への無謀にも思える挑戦の理由と心意気を語る男。そして「いい試合がしたい」と語るだけの挑戦者・・・この図式は、伊達戦の時と全く同じである(伊達自身が、自分の模倣者でかつ一歩に敗北した沖田をわざわざ持ち出した上で、一歩の対戦相手を「リカルドの模倣者ではない」と言明していることからも明らか)。
とするなら、今回の戦いは一歩が世界戦の切符を手にするか否かというだけでなく、伊達戦敗北から(実際の我々の時間では)10年以上にわたる彼のキャリアが、実のところ「進歩」であったかそれとも「足踏み」に過ぎなかったかを占う一戦と言ってよいだろう。
不穏な周囲の発言と、上記の図式を全く意識できていない一歩の姿から暗雲立ち込める試合だが、はてさてどうなることやら・・・
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