この世界の片隅に:re-spectすべき作品として二度目の視聴へ

2016-12-22 12:23:42 | レビュー系

12/19にテアトル新宿でアニメ版を見て心を揺さぶられた時、少なくともあと二回は映画館で見たいと思っていた(DVDで見てもこの作品が訴えかける迫力も感動も半減してしまうだろうから)。

 

というわけで、無理やり時間を作って12/21に二度目の視聴をしに同じ場所へ行った。前回は購入しなかった「夕凪の街 桜の国」などを買ったうえで上映室に入ると・・・どうやら満員らしい。いくら今日が映画デーで2/3くらいの値段で入れるとは言え、平日の朝でここまで人が見に来ているのがすごい(というか、個人的にこの傑作がここまで人の興味を引いていることが嬉しい)。

 

視聴中については、前は見逃したであろう様々な情報を読み取ろうと意識しつつも、なるだけ肩の力を抜いて見るようにしていた。その中で前に書いたテーマをさらに先鋭化させるワードとして「重層性」「対比」、不足していた視点として「包摂」が頭に浮ぶなどしたが、夫婦喧嘩のシーンや二組の夫婦の仲睦まじさに径子がいじけるシーンなどは周囲と一緒に笑い、そして映画の最後にはやはり前回と同様落涙していたのであった。

 

そのまますぐ仕事であったため余韻に浸る暇は全くなかったが、今回の視聴でおよそ自分の書きたいことの8割がたは固まったと感じている。なので、購入した諸々の本を読みつつ、今年中にある程度レビューを完成させてしまい、その上で三回目の視聴にのぞみたいと思う。


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