A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

箱根行き(1)

2006年04月13日 21時59分57秒 | 家族行事
4月10日

どうした事だろう、アンドレー・ルーシー親娘か来日して以来、ずーっと天気が悪い。
今日・明日と河口湖から箱根を回ってくる予定だ。

今回はあまり観光はしていないので、まず横浜・鶴見の大黒PAで
ベイブリッジのパノラマ模型を見ながら横浜港とその周辺を説明。
実際にベイブリッジを渡り横浜の港・市街地を遠望しながら
東名高速に出るルートをドライブ。

海老名SAで小休止、彼女達はレストランとか売り屋さんとか、
その数や大きさバラエティーにびっくり。

御殿場インターに近づくとルーシーが目敏くアウトレットを見つける。
やっぱり若い女の子だなあ、2時間ほど覘いて見ようとと言う事になる。
もう相当買物は済ませている筈だが見ればまた買う事になる。
時間延長して二度にわたり買物袋を車に運び込む。
帰国の際のパッキングが他人事ながら心配だ。

おそい昼食後、河口湖 お目当ては「久保田一竹の辻が花美術館」。
道中期待していた富士山は雨でだめ、河口湖も靄に霞んで残念。
沿道の桜は盛りを過ぎていたが其れなりに綺麗だ。
雨降りの為か美術館には入場者が結構沢山いた。
細かい絞りが一面に施された質感のあるカラフルな着物に
アンドレは大いに魅せられた御様子。

美術館の本館である展示館はピラミッドをイメージして
建てられたそうだか
その他の建物はスペイン風で、ガウディに似ている。
茶室は沖縄風でもあり、庭には立派な石造りの能舞台もある。
それから本日の宿泊地 箱根湯本に向う。

箱根(2)へ続く・・・

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箱根行き(2)

2006年04月13日 10時54分47秒 | 家族行事
箱根行き(1)より

今日の宿は箱根湯本「桜庵」。
早川に架かる三枚橋を渡り早川の支流・須雲川を遡ること3キロ
「桜庵」は桜に囲まれた静かな川沿いに建っている桜が自慢のお宿だ。
山奥でボーダフォーンも通じない。

桜の盛りは過ぎているが玄関前の枝垂れ桜には圧倒される。
大きな露天風呂からの眺めも嬉しい。
借景になるのか須雲川を挟んで対岸の桜が迫っており
ライトアップは将に幽玄の世界だ。   

到着すると早速桜の花の塩漬けのお茶"桜湯”が出てルーシーが大喜び。
カーペットとかエレベータのドアー、灰皿や洗面所の石鹸まで桜がデザイン
されており「桜庵」の名に恥じないがシーズンオフは如何するなのだろうか。

夕食も中々良かった。
一品一品、間合いを取りながら暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく
丁寧に出して呉れるのが嬉しかった。
桜の花が盛り土に見立てた里芋に活けられ趣を添えてくれている。。
少し頂き過ぎたかな。
何はともあれ、まずまずのタイミングでアンドレ・ルーシー親娘を
桜の宿「桜庵」に連れて来ることが出来て本当に良かった。

箱根(3)へ続く・・・

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箱根行き(3)

2006年04月13日 09時01分41秒 | 家族行事
箱根行き(2)より

4月11日
「桜庵」の露天風呂は素晴らしい。
朝6時 朝風呂へ。
嘘みたいな話だが近くの山寺の鐘が聞こえてくる。
じーっと湯船に浸かっていると「良い温泉に来たなあ」としみじみ感じる。

ルーシーとアンドレも風呂から上がったらしい。
鯵の干物を初め、近在の食材で整えられた朝食を4人揃って頂く。
アンドレは豆腐が大好きで、シドニーでも常に食べているとの事、
今朝は冷奴も追加で所望。

朝食後 最後の温泉入湯。
彼女達は昨日から通算5回入湯。
肌が滑々になった様な気がすると喜んでいた。

「桜庵」スーベニアショップには、桜染めの品物が沢山並んでいる。
桜は花の季節には樹木の内、枝の先々まで桜色になりそれを以って
桜染めにするのだというと、それには甚く感銘を受けたようで、
様々な小物や、桜模様の器等々を求めていた。
桜尽くしの旅である。

11時前 ぐずついた天気のなかポーラ美術館へ。
常設展示も良いがお目当ては「ピカソの特別展示」。
誰が設計したか聞き漏らしたが美術館の建物はコンテンポラリー。
中々感じが良い。

展示場ではアンドレは拙宅の玄関にあった岸田劉生の麗子像(素描)と
同じ構図の岸田劉生の油彩画を見つけ大喜び。
ルーシーは青の時代のピカソを熱心に鑑賞していた。
小生は浜田庄治の大皿に惹かれた。
何とか真似して見たい。

昼食は強羅にある「強羅花壇」。
旧閑院宮様の別邸の一部がダイニングルーム。
和風西洋館で奈良ホテルのような感じだ。

「強羅花壇」の宿泊・温泉施設は大変モダンで近代的 その対比が印象的。
食事後 「大涌谷」とか「彫刻の森美術館」とか考えたが
強羅花壇の中でおしゃべりしたり、土産物を買ったり、山間の桜を愛でながら
お茶を飲んだりして3時間ほど過ごし
雨も降って来たので、もう寄り道もせず帰ることになった。

今回の箱根小旅行は箱根の山々を彩っていた
「桜」と「もみじの芽吹き」が印象に残った。
その上、家族のような友人とのお喋りや買物のお供に
充分な時を過ごせたのは非常に楽しかった。

(完)


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