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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(45)バルビゾン村のミレー

2012年06月28日 13時27分05秒 | パリのアパルトマン
6月14日(木)



今日は木曜日 もうマルシェは店を開き始めている。
朝7時半マルシェを通り過ぎ地下鉄に乗る。

ピラミッドから出る「バルビゾンとフォンテンブロー城」への半日バスツアーに参加。
バルビゾン村ではミレーのアトリエ兼住宅を見学。

麦畑の中をバスで走ること40分 バルビゾン村にやってきた。
ミレー、テオドル・ルソーなど「バルビゾン派」の画家達が住んだ村として有名だ。
ミレーはここで「晩鐘」、「落ち穂拾い」、「種を蒔く人」など代表的な作品を生んだ。







近くにはフランスで2番目に古い郵便局があったが
建物は建てなおされている。
然しうまく周りの景色と調和している。




バルビゾン村は今では四つ星ホテルが集まるリゾート地でもある。
高級ホテル「オテルリー・デュ・バ・ブレオ」は
各国の元首や著名人が宿泊することで知られている。

先般 天皇が訪仏のお折、バルビゾンを見学された時立ち寄ったそうだ。



ミレーの住居兼アトリエは複製画で飾られ
当時の雰囲気を演出していた。

訪れる人は余りないようで館主は近くに住む小学生の男の子に
勉強を教えていたが、我々二人の為にドアを開け案内してくれた。

我々が観ている間も勉強は休むこともなく、また入館料は”思し召し”
ということなのだろう。
机の隅にある空き缶に、おもいおもいが入れてくるというような有り様で、
心に残るひとときであった。













我々のバスツアーはこれからナポレオンはじめ歴代の為政者が
700年に亘り住居としたフォンテンブロー城へ向かう。