A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

クワトロ・ガッツ

2012年08月22日 17時38分15秒 | 家族行事
8月20日(月)


最近我が家で楽しんでいるランチョンマット




昔の事と今の事を混ぜこぜにしてそのランチョンマットの話を。

スペイン・バルセロナに4GATS(クワトロ・ガッツ) 
4匹の猫というレストランがある。
1897年創業当時より芸術家の集まるカフェっだったそうで、
20歳頃のピカソが親友の画家カサヘマスやバリャーレス等と
始終行っていたそうだ。
まだ無名だった画家や詩人達は飲食代の代わりにと、
壁やテーブルに絵や詩を書き残していったと。

店はスペイン戦争時代に一時閉店を余儀なくされたが、
ピカソ生誕100年を記念して1991年,往時のままに
再開された。


細い小径を幾つも、幾つも曲がって辿り着いた店、その外観


店の内部 大層エレガントそしてシック


ラモン・カサスにより描かれた絵「自転車に乗る二人」


ピカソが描いた絵はメニューになっている


「自転車に乗る二人」、ラミネート加工をしたランチョンマット


7年前、世界一周のクルーズでバルセロナに立ち寄った時、
捜し,捜してこの店に行った、
店で使っている器の幾つかを求めたのだが、
「自転車に乗る二人」は紙のランチョンマットになっていて、
店の人は無造作にそれで器を包んでくれる。
ミセスが余りの勿体なさに何か呟いていると、
オーナーが記念になるのだったらと新品を二枚プレゼントしてくれた。

ついこの間、クローゼットでミセスが何か探し物をしていて、
7年振り、この絵(紙のランチョンマット)に再会・
あの日、クワトロ・ガッツで夕食の後、繁華街・ランブラス通りを
散策したり、バルセロナ一の劇場でフラメンコを堪能して帰船したのだが、
折り目一つなく持ち帰ったようで誠に美しい。
余りにも綺麗なので、あの時の思い出に、
日々の食卓で使おうと、ラミネート加工をしてこの様に仕上げた。






ディナープレート、コーヒーカップ。
コーヒーカップの絵は「自転車に乗る二人」。
7年の間に残念ながら幾つかは割ってしまった。
ずっと愛用してきた証かとも。


クワトロ・ガッツで供された牛の煮込み。
このお皿との取り合わせは面白い。



コメント
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