10月23日(火)
会津七日町の昼食を終え2時の約束の会津本郷窯へ向かう。
会津は小雨だが紅葉の秋! 会津には沢山の観光名所がある。
♪ 鶴ヶ城や大内宿をはじめ飯盛山、東山温泉、芦ノ牧温泉、磐梯山、
喜多方ラーメン、 そして400年の歴史を持つ会津本郷焼である!
会津本郷焼は素敵な窯元が 10軒ほどある。
戦国時代に、会津若松の黒川城(若松城・鶴ヶ城の前身)の屋根に使う瓦を
焼いたことから焼き物作り が始まったと言われている。
江戸時代の初期には、会津藩の藩主が、焼き物作りを 保護、育成したため、
会津本郷焼は、会津藩の御用窯として栄えた。
その後、一般 の庶民の生活雑器として普及していった。
我々はここで一番歴史のある宗像窯を見学することにした。
1958年に宗像窯の六代目豊意がベルギーブリュッセル万国博覧会で
最高賞のグランプリを受賞したにしん鉢。

にしん鉢ができた背景には当時の会津の生活や風土がある。
山に囲まれた盆地の会津には新鮮な生魚が入りにくく、タンパク源として
乾燥させた身欠きにしんをサンショウと酢、しょうゆで漬け込む
「にしんのサンショウ漬け」を作る鉢が必要だった。
現在はサンショウの新芽が出る5月ごろに浅漬けして食べるのが主流となっている。
にしん鉢の形は長方形で、5枚の板による張り合わせで作られる。
釉薬は茶色の飴釉が主流。飴釉は焼き上がったあとに冷めるときにできるひび割れが
ほかの釉薬に比べて少ないので、油が染みにくく水漏れが少ない。
プラスチックやガラスと違い、器自体が呼吸していて、
気温や湿度を微妙に調整する力があるため、漬け汁が良い状態に保たれ、
にしんが美味しくなるという。
にしん鉢が世界で評価されたのは単純に色や形が優れているだけの表面的なものだけでなく、
作品の中に会津の風土がしっかりと刻みこまれている点である。
単純な構成の中に力強さと美が備わっているため、日本的なものとして認められた。
又現在は、花器やワインクーラーにも使われている。
早速宗像窯の見学をさせていただく。御案内は窯元の息子さん一子相伝である。
創業当初より地元白鳳山で採れる的場陶土を使いつづけているそうで
この土は粘土の中に砂と鉄分が微妙に混じりあっており
宗像窯独自の質感や味わいはこの土により生かされてきている。
蹴ロクロ 足で蹴ってロクロを回すのでロクロ目が微妙におもしろい
土練機
釉薬を作る為材料を細かくする機械

手ロクロ 手で回すロクロ
電動ロクロ
作品の乾燥棚
宗像窯の登り窯は江戸中期に築かれたと伝えられている。
現在、東北で使われている登り窯としては最古のものであり、
大きさは全長約20M、幅は約5Mあり、七つの窯が連なる日本有数の大窯。
昨年の3月11日の大震災でl窯の一部が崩れたがこのたび各界の援助により漸く復元した。
息子さんの説明を聞くミスターマスダ

見学はあっという間の2時間 至福の時であった。
暗くなる前に大内宿に着きたいのでお礼もそこそこに辞す。
会津七日町の昼食を終え2時の約束の会津本郷窯へ向かう。
会津は小雨だが紅葉の秋! 会津には沢山の観光名所がある。
♪ 鶴ヶ城や大内宿をはじめ飯盛山、東山温泉、芦ノ牧温泉、磐梯山、
喜多方ラーメン、 そして400年の歴史を持つ会津本郷焼である!
会津本郷焼は素敵な窯元が 10軒ほどある。
戦国時代に、会津若松の黒川城(若松城・鶴ヶ城の前身)の屋根に使う瓦を
焼いたことから焼き物作り が始まったと言われている。
江戸時代の初期には、会津藩の藩主が、焼き物作りを 保護、育成したため、
会津本郷焼は、会津藩の御用窯として栄えた。
その後、一般 の庶民の生活雑器として普及していった。
我々はここで一番歴史のある宗像窯を見学することにした。
1958年に宗像窯の六代目豊意がベルギーブリュッセル万国博覧会で
最高賞のグランプリを受賞したにしん鉢。

にしん鉢ができた背景には当時の会津の生活や風土がある。
山に囲まれた盆地の会津には新鮮な生魚が入りにくく、タンパク源として
乾燥させた身欠きにしんをサンショウと酢、しょうゆで漬け込む
「にしんのサンショウ漬け」を作る鉢が必要だった。
現在はサンショウの新芽が出る5月ごろに浅漬けして食べるのが主流となっている。
にしん鉢の形は長方形で、5枚の板による張り合わせで作られる。
釉薬は茶色の飴釉が主流。飴釉は焼き上がったあとに冷めるときにできるひび割れが
ほかの釉薬に比べて少ないので、油が染みにくく水漏れが少ない。
プラスチックやガラスと違い、器自体が呼吸していて、
気温や湿度を微妙に調整する力があるため、漬け汁が良い状態に保たれ、
にしんが美味しくなるという。
にしん鉢が世界で評価されたのは単純に色や形が優れているだけの表面的なものだけでなく、
作品の中に会津の風土がしっかりと刻みこまれている点である。
単純な構成の中に力強さと美が備わっているため、日本的なものとして認められた。
又現在は、花器やワインクーラーにも使われている。
早速宗像窯の見学をさせていただく。御案内は窯元の息子さん一子相伝である。
創業当初より地元白鳳山で採れる的場陶土を使いつづけているそうで
この土は粘土の中に砂と鉄分が微妙に混じりあっており
宗像窯独自の質感や味わいはこの土により生かされてきている。







宗像窯の登り窯は江戸中期に築かれたと伝えられている。
現在、東北で使われている登り窯としては最古のものであり、
大きさは全長約20M、幅は約5Mあり、七つの窯が連なる日本有数の大窯。
昨年の3月11日の大震災でl窯の一部が崩れたがこのたび各界の援助により漸く復元した。


見学はあっという間の2時間 至福の時であった。
暗くなる前に大内宿に着きたいのでお礼もそこそこに辞す。
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