A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

アメリカズ・カップ(福岡大会)③

2016年11月27日 18時30分17秒 | ヨット
11月19日(土)

一泊旅行でミセスマスダと長男のSTくんと3人で福岡に来ている。
目的は日本開催初めてという「ルイヴィトン・アメリカズ・カップ」の
ヨットレースの見物である。

165年の歴史を持つ世界最高峰のヨットレース
会場のヤフオク・ドーム球場前の砂浜は1万人近い結構な人出である。
エアーレースなどのアトラクション,選手紹介,関係者の挨拶
ソフトバンクの孫さんまで決意表明の御挨拶。
愈々ヨットレースのスタート。

福岡地方の天気は、前夜の雨は朝までにやみ、昼頃には薄日もさした。

レース艇は現代科学の粋を結集して作られている。
帆船と言えば「帆を張る」と言うが此の艇の帆は布ではなく
カーボンフレームと炭素繊維で作られて居り飛行機の翼を
船の真ん中に垂直に立てたようなものだ。

朝の風速は西から14ノット(7m/s)。12ノットをぐらいあると、
ダガーボード(水中翼)によって船体が空中に浮き上がる「フォイリング」の
航行が可能になり、第1レースから迫力のある展開になった。

右に見える「MX]と書いてある板ダガーボード(水中翼)一本で
6トンの船体を支え空中に浮き上がらせ「一本足滑走フォイリング」をする。
動力は風と人力超ローテクだがヨットは超ハイテクノロジーの塊だ。

今回のヨットレースのヨットの規格AC45
2011年から2012年初頭まで使われていた規格。
船の長さ13.45m(44フィート)。5名乗り。、

来年 バミューダで行われるアメリカズ・カップを取り合う
真のアメリカズ・カップ・本戦レースの本予選・決勝戦の艇は規格AC72艇。
船の長さ22m(72.2フィート)で11名乗りの超大型になる。
もの凄い迫力だろう。



アメリカのオラクル艇ニュ―ジーランドのエミレーツ艇など6艇が一斉にスタート。



海上にも170隻のレース観覧船が出ている。





レースをまじかに観て大いに楽しめたが写真は駄目。

これがアメリカズ・カップの本物だ。ルイヴィトンのトランクから恭しく取り出した。
係が白手袋をはめカップのカバーを取り外している。
世界で一番古いスポーツ・トロフィーだそうだ。
ミスターマスダにとってこのアメリカズカップ・トロフィーとはNYヨットクラブ以来の再会である。


漸く第一日目のレースが終了。観衆は大満足の様子だった。
大会の記念グッズを買い求める人も多くいた。
観客の年齢層は中年が中心で日本ではヨットは
まだまだ若者のスポーツではない様だ。

1983年の第25回大会 ロードアイランドのニューポートに
アメリカズ・カップを見物に行った時
NYYC所属の「リバティー」号がオーストラリアのロイヤル・パース・ヨットクラブ
から出場した「オーストラリアII」号に敗れ、
アメリカズ・カップは初めてアメリカ国外へ渡ることとなった。
あの時は大いに感激した。

今回はスループ型の伝統的なヨットから普通のヨットマンでは
操作も出来そうにない乗れそうもない超ハイ・テク・ヨットを
まじかで見物出来て時代は進んでいると勉強になった。、






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