森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カンタケ 2

2007年12月23日 | きのこ・菌類
 私の家の隣が社になっていて、大きなケヤキの森になっています。そのケヤキに巻きついているフジノキがあります。もう100年以上は経っているのではないかともおもいますが、その先端は20mはゆうに越すほどの古木・大木なのです。このフジノキ、子供のころ直径60-70cmはあったものが最近見たら直径20cm程度に痩せています。実はかなり以前から、枯死部分の木部にカンタケが取り付いています。この菌の影響でしょう、今はかっての風格がなく弱々しいものになってしまいました。
 子供のころお宮のフジノキにでるカンタケでいい思いを沢山させてもらいましたが、最近はカンタケをとったという話を聞きません。絵はヤナギの木に出ていたものです。

カンタケ 1

2007年12月23日 | きのこ・菌類
 本格的な冬の到来を前にして雑木林を歩くとカンタケに会いました。ヒラタケと同じものですが寒い時期に見られるからカンタケのほうが風情があっていいですね。こまめに探すと結構あるものであちこちの枯れ木などに生えています。目に付きやすいのですが、人が入らないせいでそのままになっています。