森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノイバラの実

2007年12月28日 | 自然観察日記
 河原で見つけた名残の彩り。ノイバラの実がまだ朽ちず地際に伏せ気味にありました。
 赤い実は存在をアピールする色。しかし、色づいて短期間に無くなったら長い冬の間、冬眠しない留鳥などにとっては困ったことになります。春を待つ間、少しずつ減っていくのが理想ですね。
 鳥の餌になるとは限りませんが、ノイバラにとってもいづれ何かに食べられて種子の移動を計れれば目的は達せられます。辛抱強くそのときを待つ赤い実なのでしょう。