森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤナギ

2007年12月27日 | 自然観察日記
 一冬に何日あるかないかの素晴らしい晴天になりました。煙突の煙も引き締まった大気の中真っ直ぐに上がっています。週末から寒波の襲来が伝えられていますが、今日は暖かい一日になるようです。陽の光を楽しみたい日ですね。
 柳の芽がほころんでいるように見えます。近づく寒波に大丈夫なのでしょうか。芽鱗という帽子を取るにはまだ早いと思いますが、間違ってスイッチが入ってしまったようです。
 ヤナギは典型的な陽樹で、主に湖沼が陸化してくる過程の最初に出現してくる低木から高木です。アカマツが溶岩台地などの乾いた地に林を作るのと対比させるといいですね。ヤナギはどちらかというと湿地向きです。