森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シラネセンキュウ 花

2010年10月01日 | 自然観察日記
夏場からずっと咲き続けているシラネセンキュウもありました。実はセリ科の仲間はなかなか種目別が面倒です。一見しただけではなかなか見分けが付きません。細かく花の様子や葉の切れ込み、茎の様子で識別します。花火のような白い花はセリ科独特の特徴です。5枚の花弁はかなり散り始めていて花床が紫に色付き始めているものもありました。そろそろこの花も見納めのようです。

ツクバネソウ 実

2010年10月01日 | 自然観察日記
昔懐かしい羽子板の羽根の頭にそっくりな実が付いています。ツクバネソウの実ですが、綺麗な実を見ることは余りないことではないでしょうか。がく片の赤い色がワンポイントでいいですね。静かな山の下草の少ない場所で見かけます。里山は夏場酷暑で疲弊しましたが、奥山では時々夕立などもあって実の付き方は良いという人がいます。少し遠出をしていろいろな実を楽しむことにしましょう。