森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アミタケ

2010年10月18日 | きのこ・菌類
土地の人はこの手のキノコを「あわたけ」とよんで一からげ。いくつかの種類がごちゃ混ぜです。いずれも松林に見られるキノコ。湿り気のあるときは粘性が見られ、傘は管孔で網目状になっている種です。ヌメリイグチも場合によっては混同されるようです。
これは正確にはアミタケで傷をつけても青く変色しません。もっと柔らかく青く変色するのが本物のアワタケです。それにしてもアミタケの大群生でここまでごちゃごちゃ発生しなくともと思いたくなる光景です。今年はキノコ類は豊かですね。

ムジナタケ

2010年10月18日 | きのこ・菌類
園路の脇にムジナタケが沢山出ています。図鑑には「食」と出ています。若いうちはともかく時間と共に黒くなり、色といい雰囲気といい少し引かれてしまうタイプのキノコで「ムジナ」と名づけられても致し方ないのでしょうか。しかし、これも立派な森の掃除屋さん。広い心で受け入れましょう。