「ハグマ」はチベットの民などが使いうヤクの尾で作った旗竿や矛先につける飾りのことですだそうです。その飾りに似た花なのでしょう、ややひねりの利いた花弁がなかなかいいですね。里山には夏以降2種のハグマが咲きます。これはオクモミジハグマで山地の日陰に見られるもの。越後の里山には多いような気がします。
オクモミジハグマに遅れることおよそ1ケ月クルマバハグマが咲き出します。今年は特に先出しが遅い気がします。お陰で今年は11月になっても花が楽しめそうです。大き目の葉が車状になって展開しその真ん中から花柄を伸ばし幾つかの花がつきます。もちろんキク科の花ですからそれぞれが単独の花ではなくて花序ですね。それほど大きな花序ではないのですが柄が長いのか垂れ下がっていたり全体が倒れ掛かった草姿、余り形のうえでは美しくありません。一つ一つの花(花序)はいいのですが残念ですね。