森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キチョウの越冬は

2011年01月06日 | 自然観察日記
今のところ山陰の大雪に比べ長岡は小雪。冬の寒波の気まぐれで豪雪地域が今年は少しずれているのでしょうか。
ところで蝶の中には越冬するものがいます。常々どこにどう潜んでいるのか疑問がありました。落ち葉の下にでも潜んでいるものと漠然と考えてはいましたが、降雪直前の小春日和に見たキチョウたちの行動でなんとなく理解できました。ときどき舞い上がっては休息する行動を見ていると、少し斜面になった枯れかかった草の葉の裏側に止まります。少し早い季節で晴れている時ならこういう止まり方はしませんね。雪の季節が来ることを感じてか、決まって葉裏に止まります。斜面なら直接の雪圧も加わらないかもしれません。濡れにくいようにも思えます。小さな命もなかなか上手く工夫を凝らしているようです。