聞きなれない名前です。「タヌキゴケ」と名づけられたこの種はミミカキグサ(tヌミモ科)の仲間のでしょうね。在来種ではありません。アップで見るととても尾面白い。漫画の世界にでも出てくるような可愛い魔物のよう。
食虫植物の場所においてあったのでそう思い込んでいるのですが、葉はごく小さなへら状で密生していてモウセンゴケのような葉ではありません。花からしてミミカキグサに近いようですから、捕虫装置は根にあると思われます。根といっても土の中に入り込んでいるわけでもなくミズゴケに近いマット上に植え込まれていますから根を取り巻く水の環境から微小生物を捕らえるのでしょう。距が長いのが特徴的です。口吻の長い昆虫が花粉の媒介をするのでしょう。