森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマフユイチゴ 実

2011年01月23日 | 自然観察日記
暖地系のほふく性のキイチゴで、名前のように冬場に赤く果実が熟します。新潟にもあるということになっていますが観察したことがなく詳細はわかりません(新津近辺にも記録があります)。これは園芸店で鉢植えになっていたものですが、冬場の彩りに需要があるようで鉢物として売られていました。
私は野生では近似種のフユイチゴを見ています。常緑の低木で幾分実のつぶつぶが小さい気がします。植物同好じねんじょ会の調査では、海岸に近い場所を探すと出てきますが、弥彦・新津近辺から新発田近辺に集中しているということが分かっています。ミヤマフユイチゴもほとんどこれと重なって分布しているようです。「ミヤマ」とついても深山性ではなさそうで、名前で判断できませんね。