私の「テリトリー」のひとつ、湯沢八木沢の清津川渓谷の中流域に出かけました。鹿跳橋までの往復という計画で何人かの人を案内しました。季節はとてもよく、天候にも恵まれてブナの原生林の中の散策はまさにルンルン気分。しかし、私自身が興奮して大いに道草を食ったために、なかなか先に進まず予定外のところでの昼食になってしまい顰蹙を買うはめになりました。時間が過ぎ断念して途中引き返そうかと思ったものの、昼食後鹿跳橋まで行こうというので、待たせた車を気にしながらも前進(結果は橋の手前で大きながけ崩れに出会い、巻き道はあったもののたどり着くことは出来ませんでした)。目的は果たせませんでしたが、フィトンチッド広場までの往復と切り替え、初夏の森の中の散歩を楽しみました。いろいろな収穫がありましたね。
トチの大木が大岩を抱きかかえています。こんな光景がこの渓谷沿いに点在していますから、この平坦な原始の森は清津川の河川敷に作られたことをしめしています。ここまで来るには数百年の時間は必要でしょうから、大きな河川の氾濫後長い間安定した状態を保っていたことがわかります。ブナは直径1m以上のものも点在していました。すばらしい森です。