時間が来てしまいましたから、大して展望がいい訳ではなかったのですが昼食にしました。その周辺にあるブナの大木がこのような傷跡が数箇所sるのです。地上1mから2mほどの位置です。クマ?とも考えましたが、クマなら爪の引っかく跡が残りますから線状痕があるはずです。もちろんこの地域はクマの生息地真っ只中ですから、クマの痕跡もあるとは思います。しかし、この傷は歯で削いだような痕です。そうすると、カモシカかニホンジカとなりますが、カモシカは群れでは行動しませんからこのように狭い範囲で多数の傷跡は出来ません。消去法でニホンジカの食み痕と考えて見ました。魚沼辺りにはニホンジカはいないとされていた時期がありましたが、太平洋側の個体が増えて三国山脈を越えて入ってきているという話を聞きます。残雪期エサの乏しい頃の仕業なのでしょう。このままシカが増殖すると、この林は消えることになります。大きな問題が起こっているような気がします。