里山の湿地に普通にみられる柔らかいやや大型の種。時に大きな群落を見ますが、これを丘陵公園の里山で再現させようと手を尽くしています。休耕田のヨシ原をヨシのみを除去できれば再現は簡単とは思いますが、このヨシが難物で費用と労力を使わないでやる方法がないか思案中というところ。今あるのは重機で湿地の土砂をヨシごと取り除いた荒れ地です。いくら湿地の植物とはいえ水があるだけの赤土ではそう簡単にうまくいきません。それでも、何とかこの程度には生育させられるようになりました。適した土になるにはどれくらいの時間がかかることか・・・。そうすると、再びヨシとの戦いになるのですが・・・。
キク科特有の舌状花と管状花の配列。比較的大きな花穂で数も多いものですから見ごたえがあります。この種は種子を作った後は地上部は枯れいわゆる夏枯れの状態になります。晩秋他の草が枯れてくると再び葉を展開させてくるという特徴があります。冬場の光を独り占めしようという戦略ですね。