森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツルシキミ 実

2013年10月01日 | 自然観察日記
周囲はナラ枯れが進んでいる様子で切り倒された大木や菌を死滅させるためでしょうかビニールに包まれた切株や玉切りされた材の山が散見されました。最近枯れたらしいミズナラの高木もあってちょっと異様な光景です。そんな林床を彩っていたのがツルシキミ。かなりの個体があって色づき始めたものから色づきの完成したものまでと赤い塊が点在していました。
多雪地に多い種とされ新潟にもよく見られるものですがヒメモチと混在しているとよく間違われてしまうものです。ミカン科に分類されモチノキ科ではありません。

マスタケ

2013年10月01日 | きのこ・菌類
白い縁取りを持った朱色のキノコで扇状に広がり何層にも重なります。新鮮なうちは食用にしています。かつて、尾瀬のいり口の桧枝岐の民宿に泊まった折にキノコ三昧をしたときにこのマスタケの油で処理した一品が出てきたのが最初の食体験です。こりこりとした食感だったような記憶です。秋には時々深山で見られ、サルノコシカケ科。若いうちは柔らかく、古くなるとボロボロに崩れてしまいます。