目的地の途中でブルーラインを利用して鳥海山の鉾立に立ち寄りました。中腹の好展望の場所で日本海も一望できます。わずかな時間を使って少し登山道に踏み込んでみました。そこに実を付けたミヤマナラの低木林がみられました。一見ミズナラと区別がつかないものですが、全体に小ぶりで葉裏には短い毛があるとされます。日本海多雪地域の山地に適応したものと考えられています。
登山道脇にはウメバチソウも咲いていました。ふと思いついて「仮雄しべ」の写真を取ることにしました。雄しべは5本ありその間にこの「仮雄しべ」が5本あって、先が細く5分裂しています。もちろん葯はありませんから花粉は作りません。変わった花の構造ですからときどき取り上げているものです。何の役割りをするのかちょっと思いつきません。説得力のある回答が欲しいところです。