葉に白い綿毛をまぶしたウスユキソウが林道の崩壊地にありました。この花を見るのはきつい山登りの最中で稜線などの裸地に近い状態のところで見た記憶が多いので平坦な林道わきにあるのが不思議な気がします。しかし、ここも荒れ地で木々に覆われていない日当たりのよいな所で巣からどこからか飛んできた種子が発芽し居ついたのでしょう。植物は自分の気に入った場所を必死で探しているのでしょうね。たくさんの種子を作ってはいろいろな手段で周囲に散布する・・・。そういう中で最も適した場所に運ばれたものが命を繋いでいくのだと思うと、稜線上にあるべきものがこういう林道わきに根付くのも生きていく術なのだと知らされます。